研究課題/領域番号 |
17520449
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
坂田 聡 中央大学, 文学部, 教授 (20235154)
|
研究分担者 |
多仁 照廣 敦賀短期大学, 日本史学科, 教授 (70197515)
薗部 寿樹 米沢女子短期大学, 日本史学科, 教授 (10202144)
山崎 圭 中央大学, 文学部 (60311164)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,430千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 日本史 / 民俗学 / 宮座 / 同族 / 山国荘 |
研究概要 |
本研究では、丹波国山国荘地域(現京都市右京区京北)を主なフィールドとし、他の地域の事例にも目配りをすることにより、中世後期〜近世の畿内及びその周辺の地域において、村の宮座と百姓の同族組織とはいかなる関係にあったか、また、両者の関係を機軸とする村落類型は、どのようなものとして把握できるか、といった問題の解明をめざした。そして、個人あるいは個々の家を単位とする宮座論とは異なる、同族組織を単位とした宮座論の構築をはかった。そのために、以下の諸点について調査・研究を行ない、一定の成果を得た。 1.山国荘本郷地域の旧鳥居村の鳥居家文書と山国神社文書について、文書目録を作成した上で写真撮影し、宮座と同族に関わる史料をリストアップ(データベース化)した。また、旧鳥居村の辻家文書については文書目録を作成し、旧塔村の高室家文書については概要調査を実施した。 2.山国荘地域の総鎮守であった由国神社の宮座の実態について、山国神社文書や鳥居家文書、辻家文書を用いて検討を加えた上で、同神社の宮座と同族の関係を解明した。 3.京都府亀岡市の旧川関村と旧山階村、丹南市の旧日吉村における、同族を基礎とした宮座組織に関する民俗学の研究成果を学び、山国荘地域との比較検討を行なった。 4.山国荘枝郷地域の旧黒田宮村春日神社の宮座と、旧上黒田村春日神社の宮座について、両神社の所蔵文書を中心に検討を加えた上で、両神社の宮座と同族の関係を解明した。 5.山国荘地域における、宮座と同族を基盤とした村落類型に関する論文を執筆した。
|