研究課題/領域番号 |
17520523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
須田 勉 国士館大学, 文学部, 教授 (30276448)
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研究分担者 |
森 郁夫 帝塚山大学, 人文科学部, 教授 (50000477)
亀田 修一 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (10140485)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,830千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 考古学 / 古代寺院 / 国分寺 |
研究概要 |
本研究の目的は、8世紀中頃の日本の律令国家の成熟度を、地方と中央との関係において明らかにすることにある。その手段として、奈良時代の一代プロジェクト事業である国分寺の造営過程に的をしぼり、(1)思想・制度 (2)組織・技術 (3)資料の集成など、国分寺を多角的に検討することを目標として研究を実施した。これは、国分寺に関する資料が膨大ため、多くが、個別国分寺の研究段階にとどまり、国分寺をトータルとして把握する視点が欠如しているためである。(1)と(2)については、実施済および予定、(3)については膨大な資料のため、現在も進行中である。 「国分寺の創建を読むI-思想・制度論-」 「国分寺の創建を読むII-組織・技術論-」 国分寺国分尼寺の思想 吉田一彦 国分寺と官衙 大橋泰夫 日本の寺院制度と国分寺国分尼寺 佐藤信 国分寺と建築 箱崎和久 国分寺と山林寺院 上原真人 国分寺と造瓦 梶原義実 国分寺と七重塔 須田勉 国分寺と文字瓦 山路直充 国分寺と東大寺 吉川真司 国分寺と出土文字資料 市大樹 国分寺の法会 川尻秋生 国分寺造営の諸段階(考古) 須田勉 国分寺の空間構成 山路直充 国分寺造営の段階(文献) 川尻秋生 国分寺の「寺田」 荒井秀規 国分寺造営と在地 佐藤信 国分寺と国師 佐竹昭 国分寺と郡衙周辺寺院 志賀崇 国分寺と「上野国交替実録帳」 前沢和之 上野国分寺の諸段階 高井佳弘 国分寺と窯業生産 菱田哲郎 以上、思想・制度論、組織・技術論などからの多角的研究は、これまでの長い国分寺研究の中でも画期的なものであり、この分野の研究が飛躍的に進展すると確信する。
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