研究課題/領域番号 |
17530130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
我部 政明 琉球大学, 法文学部, 教授 (60175297)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 米軍再編 / 東アジア共同体 / 多国間安保 / 軍事演習 / 統合 |
研究概要 |
本研究の目的は、米軍プレゼンスを有効に利用して東アジアにおける多国間安全保障枠組の創出へ向けた現状を把握し、個々の安全保障協力の諸条件を検討し、その上で地域別・機能別協力レジームそしてレジーム相互の組みの合わせにより、実現可能な重層的なレベルでの安全保障協力枠組の創出を可能にすることであった。 ここでは、米軍プレゼンスのハブとして位置づけられている沖縄における米軍再編が、地域安全保障の枠組みへどのように影響を与えているのかを明らかにした。米軍再編の東アジアにおける展開を、歴史的に、プレゼンスの構造および機能別に、今後の展望について言及した。以下が、研究の結果、明らかに出来たことである。 収集した資料は、これまで研究者の間で存在についてすら言及されたことのないものであった。これらの文書を分析した結果、沖縄における米軍プレゼンスの変容が明らかとなった。前方展開能力においては、これまで有事の際の戦略輸送と相互補完による代替性が重視されてきた。しかし、1996年12月に公表され沖縄における米軍基地の再編計画(いわゆるSACO合意)のなかでの普天間米海兵隊飛行場の沖縄本島北部への移設計画は、有事の際の戦略輸送と代替性を放棄していたのである。このことは、米軍プレゼンスの変容が起きていることを示している。 研究実施計画に照らすと、米軍プレゼンスのハブとなる沖縄基地を重視したため、他の米軍基地の現況を十分に取り上げられなかったのは反省点である。その理由として、分析対象へのアクセスが少なくなったのは米軍プレゼンスに関わる公開情報の乏しさにあったと考えられる。
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