研究課題/領域番号 |
17530152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 東京立正短期大学 |
研究代表者 |
東 浩一郎 東京立正短期大学, 現代コミュニケーション学科, 准教授 (90352731)
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研究分担者 |
佐藤 拓也 中央大学, 経済学部, 准教授 (30341986)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,370千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 労働価値説 / GDP / 利潤率 / 経済理論 / 欧米マルクス学派 / 生産的労働 / 資本 / 剰余価値率 / 実証分析 / 産業連関分析 |
研究概要 |
マルクス経済学の理論を応用して、現代資本主義分析を行うことがこの研究の目的である。とりわけ、欧米マルクス学派の手法を日本の理論水準から検証し、これを実証分析に適用する、という試みは日本のマルクス経済学においては新たな試みであり、学問的貢献が期待できると考えた。 この目的を達成するために、3年間研究を行い、以下の研究成果を得た。 1.実証分析の観点から欧米マルクス学派の体系を理論的に整理・分類する 欧米マルクス学派の理論は、日本とはかなり異なっており、より実証に適した体系となっている。しかし理論的緻密さには欠けており、その点は日本の方が進んでいる。したがって、日本の理論水準から欧米の体系を整理し分類した。その際、Single System、 Dual Systemという二つの体系に沿って分類した点も新たな意義であると考えられる。 2.Single System、 Dual Systemを実証分析に適用した時の意義と問題点の整理 上記に沿って整理した体系を実際に実証に適用したとき、価値や価格はどのような形で現れるのかを検討・整理した。 3.現代日本経済における利潤率、剰余価値率、資本の有機的構成の計測 最終的に、これらの体系を使って利潤率、剰余価値率、資本の有機的構成を計測した。その結果、1980年以降、利潤率が低落しているが、これは資本の有機的構成が高くなったためであるということがわかった。
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