研究課題/領域番号 |
17530202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上原 慎一 北海道大学, 大学院・教育学研究院, 准教授 (10269136)
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研究分担者 |
吉田 誠 香川大学, 経済学部, 教授 (90275016)
兵頭 淳史 専修大学, 経済学部, 准教授 (30294862)
小島 浩之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助手 (70334224)
椎名 恆 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50281762)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 中規模企業 / 小零細企業 / 家族経営 / 大田区 / 労働組合 / 印刷産業 / 技能形成 / 労働編成 / 中小企業 / 個人加盟組合 |
研究概要 |
本研究は、二つの領域からなる。第一の領域は、中小企業の存立条件の変化と労働者の技能形成のあり方の解明である。第二の領域は、中小企業分野における労働組合への労働者の組織化の可能性の解明である。 第一の領域については、小零細企業の存立条件と家族経営の関連、中規模企業における労働編成と技能形成の関連、工業コミュニティと技能形成の関連が具体的に明らかとなった。すなわち、経営者家族における女性の役割の重要性(とりわけ経営管理部門)、ホワイトカラー・高学歴層の役割、長期勤続熟練労働者の役割の重要性、企業数の減少や存立条件の不安定化のなかで工業団体の役割が変化(単なるネットワークの苗床から製品作りのコーディネーターやオルガナイザーを生み出す)してゆく中で工業コミュニティの質に変化をもたらされていることが明らかとなった。 第二の領域については、印刷労働関係の資料の分析を通じて、典型的な中小企業分野である印刷出版産業における労働組合への組織化と労働組合運動の展開過程について分析した。1960年代には産業別個人加盟労組が中小企業の未組織労働者の組織化に一定の役割を果たしていたことが明らかになった。これまで、高度成長期における中小未組織労働者組織化の動きについては、専ら一般合同労組の役割に注目が集まってきた。しかし、全印総連東京地連を母体とし、政治的リーダーシップの影響を大きく受ける形で、合同労組形式ではなく産業別組織が首都圏を中心に未組織労働者の組織化に大きな影響を与えていたことが明らかとなった。
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