研究課題/領域番号 |
17530392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
橋本 健二 武蔵大学, 社会学部, 教授 (40192695)
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研究分担者 |
佐藤 香 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (10313355)
木本 喜美子 一橋大学, 社会学研究科, 教授 (50127651)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,580千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 女性労働 / 階級 / 社会階層 / 就業構造 / ライフコース / 農民層分解 / 計量社会学 / 階級・社会階層 / 労働力供給 / 社会学 / 貧困 / 所得格差 / 性別職域分離 / 社会移動 / 地域間移動 / 労働市場 |
研究概要 |
本研究は、性別分業の形成過程と変容過程、近代産業への女性労働力の供給メカニズム、世帯の就業構造と労働力供給構造などを長期にわたって明らかにすることを目的とするものである。この目的のため、(1)統計データ・既存調査データの収集と分析、(2)1965年SSM調査のこれまでデータ化されていなかった回答のデータ化と分析、(3)郡山女子高等学校卒業生を対象とする質問紙調査を実施した。 このうちもっとも多くの研究成果が生み出したのは、(2)の1965年SSM調査の再コードデータである。このデータにより、1870年代生まれから1940年代生まれまでの女性を含む、世帯単位の就業に関する分析が可能になったが、その結果、多数の家族が自営業と被雇用にまたがって就労する世帯の量的規模とその労働力構成、男性世帯主のみが就労する被雇用者世帯の形成過程、世帯類型間の経済格差などが明らかにされた。この成果は、これまでデータが得られなかった世代の女性が世帯の労働力構成に占める位置を解明した点で、従来の研究の空白を埋めるものである。(3)からは、女性の地域間移動と階級間移動には密接な関係があり、女性の職業経歴は、他地域に流出して労働者階級になるパターンと、出身地にとどまって新中間階級・旧中間階級およびその妻になるパターンがあること、そして前者のパターンは労働者階級または農民層出身者に多く、後者のパターンは新中間階級・旧中間階級出身者に多いことが明らかになった。男性については従来から指摘されていたことだが、今回の分析により、女性についても同じパターンがみられることが示された。
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