配分額 *注記 |
3,860千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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研究概要 |
本研究は、森と河川を中心とした地域環境の保全と改変の実態にかかわるローカルな知識の集積を、行き詰まりつつある環境政策に反映するために、基礎的データを収集し、データベースを構築することを目的としている。そのため日本の河川流域,島襖部を中心としたフィールド・データを収集するとともに、すでに収集してきた資料の整理や文献の資料化をおこなった。 具体的には、1全国森林・河川での環境利用にかかわる聞き取り調査と、2琵琶湖・矢作川流域ですでに蓄積された資料のデータベース化、3あらたな文書資料の収集とそのデータベース化、4またそれらの資料と個別の地域での既存の調査データをつきあわせる方法論の検討をおこなうために、河川流域研究の既存文献を環境利用という切り口で整理しデータベース化をおこなった。 1はおもに矢作川流域で実施し、その成果の一部を発表した(2005a,2006a,2007c)。2・3は「記録」と呼ばれる村落の260年にわたるデータの幕末部分の解読を終えた(2005a,2008a)。その他の周辺的な近世文書、近代文書など関連文書の目録作成を開始するとともに、一部解読を開始した(2006b)。データベースの構造については専門家との研究会を通して試作品を作成した(開発名TAG-DB)。またそのデータベースを利用した論文を公表した(2008b)。 これら一連の研究成果の一部は2007bとして英訳刊行した。なお村落の260年分の「記録」は2008aとして刊行した。またその注釈・解題作業を本研究中に開始した。
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