研究課題/領域番号 |
17530430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 昭和女子大学 (2006-2007) 城西国際大学 (2005) |
研究代表者 |
北本 佳子 昭和女子大学, 人間社会学部, 准教授 (30296363)
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研究分担者 |
綾部 裕子 城西国際大学, 人文学部, 教授 (30117056)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,540千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | ソーシャルワーク / コミュニケーション / 言語学 / 異文化間教育 / コミュニケーション教育 / 比較文化 / 教育 / 生活場面 / 面接 / コミュニケーション・スタイル |
研究概要 |
本研究では、日本のソーシャルワークのコミュニケーションに関する実態や研究動向をふまえつつ、日本の文化や社会、社会福祉の実践現場に適合するソーシャルワークのコミュニケーションのあり方やその教育のあり方について研究することを目的とし、3年間の研究を行った。 また、ソーシャルワークを専門とする研究代表者と言語学を専門とする研究分担者の共同により、研究成果報告書では、これまでにない研究の方法上における新たな枠組み・視点の提示を行うとともに、それに基づく実践現場のソーシャルワークのコミュニケーションの分析、教育方法についての提起を行った。具体的には、まず、従来のソーシャルワークのコミュニケーション研究が、欧米中心に開発されてきたカウンセリング理論をもとに研究が行われてきたのに対して、本研究では、言語学やその隣接分野における研究方法や分析の枠組みをソーシャルワークのコミュニケーション分析に援用することの可能性をについて論じた。次に、日本のソーシャルワークの実践現場が、これまでの研究の中心であった相談機関などでの面接場面よりも、施設等の生活場面での実践が中心であることから、前述した言語学やその隣接分野における研究方法や分析の枠組みも援用しつつ、生活施設における実際の利用者と援助者のコミュニケーション場面、職員間のコミュニケーション場面を分析し、そこでの教育のあり方について論じた。最後に、それらをふまえて、新たな教育方法に関する提言として、ソーシャルワークのコミュニケーション教育への異文化間コミュニケーション教育の援用の可能性について検討し、その方向性をまとめた。
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