研究課題/領域番号 |
17530442
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
山田 健司 (山田 健) 京都女子大学, 家政学部, 准教授 (00320664)
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研究分担者 |
中村 保幸 京都女子大学, 家政学部, 教授 (20144371)
下村 雅昭 京都女子大学, 家政学部, 教授 (30216139)
山田 耕造 京都女子大学, 家政学部, 教授 (10136286)
水村 容子 東洋大学, ライフデザイン学部, 准教授 (30331341)
加藤 薗子 中部学院大学, 人間福祉学部, 教授 (70066413)
横須賀 俊司 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教授 (60304193)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,650千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 高齢社会 / 人口減少 / 介護 / 外国人労働者 / 労働市場 / 教育 / 移民 / 教育課程 / 介護士 / 外国人 / 労働力 / 労働力不足 / ケアワーカー |
研究概要 |
1.北欧において、知的障害者、身体障害者および高齢者の生活施設(主としてグループホーム)で就労する外国人介護労働者の労働実態は、(1)外国人介護士は都市部ケアサービスにおいては50〜80%、郡部では約30〜50%を占めている。(2)この比率は年々上昇傾向にある。自国介護士は賃金政策にかかわらず減少傾向にある。 2.同両国における、外国人介護労働者の生活実態と権利擁護および実態は、(1)スウェーデン・フィンランドでは外国人介護士と自国介護士との賃金・労働条件の格差は無い。(2)自国介護士は管理的地位にあり、離職介護職者は外国人が埋めている。 3.香港行政特別区において、東南アジア域における外国人介護士受入れ政策の内容と労働実態について調査を行った。内容:(1)家事介護労働者の80-90%を東南アジア出身外国人が担っている。(2)出身国はインドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム等。(3)労働条件は、政府間条約が遵守されていない。労働環境は苛酷であり、賃金・時間・休日などの基本条件が満たされていない(科研費以外の研究費によって台湾も調査したが、実情は香港よりも苛酷であった)。政府は外国人家事介護労働者の削減方針であるが、ニーズの高さが先行し、実労働者数は、増加傾向にある。 4.国際介護労働市場は、500万人規模で展開している。日本の現行受入条件は、国際間の労働力移動の実情に不適合であり、またわが国の労働市場のニーズを満たすものではない。 5.日本の介護福祉士教育は他国に質・量ともに類を見ない特異な内容であり、制度そのものが国際標準から乖離したものとなっている。
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