研究課題/領域番号 |
17530450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
臼井 伸之介 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00193871)
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研究分担者 |
太刀掛 俊之 大阪大学, 安全衛生管理部, 助教 (90379222)
和田 一成 平安女学院大学, 短期大学部, 講師 (50413331)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ヒューマンファクター / ヒューマンエラー / 看護 / 医療事故 / 安全教育 / リスク / 事故防止 / 教育プログラム |
研究概要 |
平成19年度は看護業務における違反行動の心理的生起要因の解明に焦点を当てた研究を実施した。実施内容は以下の通りである。 1.看護業務における違反行動の事例収集調査 現役看護師を対象に、違反の実態を把握するため、アンケートによる事例収集調査を実施した。記入用紙には実際に行った、または見た違反事例の内容と理由、およびその頻度、リスク・ベネフィットの程度等を回答するよう求めた。その結果169件の違反事例が収集され、内容、理由についてKJ法を用いて分類するとともに、心理的要因について分析した。違反事例の分類では、21の違反の種類と13の違反要因が得られ、また心理的要因の回答結果から、違反はハイリスク・ローリターンおよび高い抵抗感を感じながら行われていることが見出された。 2.違反生起メカニズム解明に関する質問紙調査 本調査では、現役看護師を対象に、具体的違反事例を提示し、その場面で感じるリスク、ベネフィット、違反行動敢行性を9件法で回答を求めるとともに、それらが急ぎや社会的圧力などの外的要因によっていかなる影響を受けるかについて検討した。200人からの回答を分析した結果、ローリスク・ハイリターンと感じる時、および客観的リスクや客観的ベネフィットが高い状況の時に違反行動敢行性は上昇すること、また急ぎの圧力がかかる状況では違反行動敢行性が一層促進されること等が見出され、違反の心理的生起メカニズムについて多くの知見を得ることができた。
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