研究課題/領域番号 |
17530474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
杉村 和美 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 准教授 (20249288)
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研究分担者 |
溝上 慎一 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 准教授 (00283656)
中間 玲子 (水間 玲子) 福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (80343268)
溝上 慎一 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 准教授 (00843656)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,820千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 教育系心理学 / 青年期 / アイデンティティ / 自己 / 発達 / 関係性 |
研究概要 |
本研究の目的は、アイデンティティは自己と他者の関係の認識によって成り立つという関係性の観点に立ち、アイデンティティ形成・変容のメカニズムを明らかにすることであった。具体的には、(1)関係性の観点から見たアイデンティティ形成・変容のメカニズムを解明する理論的枠組みを構成する(研究1)。(2)短期の縦断研究により青年のアイデンティティの形成・変容過程を明らかにする(研究2)。(3)大学生に焦点を絞ってアイデンティティ形成・変容を促すための方法を検討し提言する(研究3)。 研究1では、第1に、アイデンティティ形成・変容のメカニズムを記述する枠組みとして、Fischer, K.およびKegan, R.の理論的枠組みの有用性について検討し、これらを用いた事例の記述を行った(Sugimura, 2007)。第2に、青年のアイデンティティ形成・変容過程と社会との接点の問題として、アイデンティティの二重形成プロセスモデルを提案した(溝上,2007;Mizokami, 2007)。 研究2および研究3では、大学の授業をフィールドにした面接調査研究(水間,2006)と短期縦断研究(報告書参照)を実施した。その結果、第1に、アイデンティティ探求における自己の視点と他者の視点の協応にはいくつかの仕方があることが明らかになった。第2に、日常的に繰り返される自己の視点と他者の視点の協応が足場として機能し、アイデンティティの発達的変容が起こる可能性のあることがわかった。第3に、これらの結果から、アイデンティティ形成・変容を促すためには、青年が発達的変容に結びつく協応の仕方をとることをサポートする必要があることが示唆された。
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