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市場型と制度型大学評価の国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530606
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関東京大学

研究代表者

小林 雅之  東京大学, 大学総合教育研究センター, 助教授 (90162023)

研究分担者 岡本 和夫  東京大学, 数理科学研究科, 教授 (40011720)
金子 元久  東京大学, 教育学研究科, 教授 (10185936)
大多和 直樹  東京大学, 教育学研究科, 助手 (60302600)
両角 亜紀子 (両角 亜希子)  東京大学, 教育学研究科, 助手 (50376589)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード高等教育 / ベンチマーク / ランキング / 質保証
研究概要

本研究は,既存の大学評価を「制度型大学評価」と「市場型大学評価」に大別し,両者の特徴を国際比較の観点から,分析することにより,今後における大学評価のあり方に資することを目的とする。制度型大学評価は,大学の質保証のために,何らかの公的機関が行う従来の大学評価である。これに対して,市場型大学評価は,商業的な目的のためになされる大学評価であり,その典型が大学ランキングである。本研究では,両者を必ずしも二者択一的なものとしては捉えず,いずれも長所と短所を持つものとして,対比した。
両者が必要とされる社会的背景について,大学の質保証や大学情報の提供などの需要の拡大など,共通性がある。とりわけ,市場型評価について,近年隆盛となった背景として,高等教育のマス化とグローバル化の進展により,大学情報に対する需要が増大したことがあげられる。
さらに,世界大学ランキングについて,制度型大学評価として,上海交通大学の「世界大学学術ランキング」と,市場型大学評価として,ロンドン・タイムズ高等教育版の「世界大学ランキング」を取り上げ,評価方法,評価基準,評価対象,評価内容について,計量的に詳細な分析を行った。両者の共通点としては,両者とも英語圏に有利な評価指標を採用していること,とりわけタイムズ紙のランキングにはその傾向が強いことや,評価基準について,共通の指標として論文生産性を用いていることである。相違点としては,両者は,目的・性格が異なり,共通の指標は論文生産性の一つしかないこと,さらにその共通の指標についても両者のスコアの相関は低く,大学の質について,異なる特性を評価していることが明らかになった。こうした実証的な検証と知見をもとに,大学評価のいっそうの改善がなされることが必要であろう。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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