研究課題/領域番号 |
17530612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
白鳥 義彦 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (20319213)
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研究分担者 |
油井 清光 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (10200859)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,830千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 高等教育 / 研究体制 / 国際比較 / 評価 / フランス高等教育 / 国際情報交換 / 多国籍 |
研究概要 |
本研究では、歴史的な展開を踏まえつつ、高等教育に関するフランス、日本およびアメリカの今日的な観点における比較研究を行なうことを目指し、総合的な分析を深めていった。研究を進めていくために必要な現地調査も国内、国外において実施することができた。近年の高等教育ならびに研究体制は、各国ともに大衆化(学生数の増大と学生層の拡大)と卓越化(国際的に優れた研究機関として研究成果をあげること)という、相反し得る方向性のそれぞれに対応することが求められている。フランスにおいても日本においても、大学の組織運営の中で学長を中心とする集権的な制度による対応の方向や、大学の外部の者による大学運営への参加、また評価の重要度の増大といった共通した方向性を見出すことができる。そうした国際的な流れは確認した上で、しかし高等教育や研究の本来的な意味を考察することもまた必要なこととなろう。高等教育や研究体制をめぐる近年の動向を明らかにするとともに、それらの本来あるべき姿を求めていく観点の重要性を、本研究を通じてあらためてとらえることができた。当該研究期間の間に論文、学会発表、図書等によって研究成果を発表したが、とりわけ『「知識人」の誕生1880-1900』(クリストフ・シャルル著、白鳥義彦訳、藤原書店、2006年)や、研究代表者の白鳥が編集の担当にあたり、フランス、イギリス、日本等を中心とする高等教育および研究体制に関する国際的な比較を通じて「高等教育改革の諸問題」を特集した『社会学雑誌』第25号の刊行(2008年)などは、特に重要な成果として挙げることができる。
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