研究課題/領域番号 |
17530626
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
佐々木 宰 北海道教育大学, 北海道教育大学・教育学部, 准教授 (40261375)
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研究分担者 |
新井 義史 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10142762)
伊藤 隆介 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80271716)
佐々木 けいし 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10225865)
三浦 啓子 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (50322871)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,810千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | メディア / メディア教育 / メディア表現 / 映像 / 情報 / ものづくり / スウェーデン / フィンランド |
研究概要 |
本研究の目的は、教育活動における諸種メディアを芸術的な観点から捉え直し、視覚・触覚といった身体感覚を通した創造活動を可能にする新たなメディア教育のモデル開発の構想を試みることにある。平成17年度は先行事例調査および基礎資料の整備、平成18年度は教育内容のモデルの素案作成とその具体化の検討、平成19年度は、教育内容モデルの構想と試行・修正に重点を置いた。 1.「映像」「情報」「工芸(ものづくり)」におけるメディアの教育的価値の考察と教育モデルの開発 映像に関しては、伊藤隆介がフィルムを使ったメディア理解の教材を開発・実践した。情報に関しては、三浦啓子が画面上の空間認識とインターフェイスの学習教材を開発・実践した。工芸に関しては、佐々木けいしが、北海道青少年国際交流プログラムのアートプログラム開発を通して、手作業と表現メディアについての実践的考察をした。佐々木宰は、北海道立釧路芸術館のワークショップ・展示活動を通して光の造形プログラムを開発・実践した。新井義史は、学習方法としてのメディア利用を実践的に考察した。 2.スウェーデン・フィンランドにおける実地調査 スウェーデンでは、芸術デザイン大学Konstfack、王立美術大学KKH、美術館や各種文化施設を調査した。フィンランドでは、ヘルシンキ芸術デザイン大学UIAH、ラップランド大学美術デザイン学部、美術館や各種文化施設、工芸村フィルカルス、総合学校を調査した。教育における写真・映像表現の扱い、ものづくりにおける素材の処理と表現、身体感覚を生かした雪や氷の造形とそのメディア化について独自性を確認できた。 3.まとめ 映像、情報、ものづくり(工芸・デザイン)、鑑賞など多様な側面からのメディア体験、メディア理解の教育の可能性が確認され、幼児から一般に至る多様な対象者に応じたモデル的実践が提案された。
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