研究課題
基盤研究(C)
本研究は、筆者が従来実施してきた台湾やアメリカの学校教育における健康教育と我が国の家庭科の比較、及び児童・生徒の家庭生活に関する比較調査結果をふまえ、今後は生涯を通した健康生活教育が必要であるとの考えから種々の調査を実施して検討を進めた。調査の1つは、高齢者の方がどのような家庭生活をおくりどのような生活意識を形成しているのかを把握するため、成人男女を対象に実施し、検討の資料とした。2つめには、小・中・高を通して家庭生活に関する学習(家庭科)を行ってきた大学生を対象に、家庭科学習の実態・意識を捉える調査を実施した。3つめには、健康教育が学校教育に位置付けられている台湾の最新の教育内容を調査し、また日本の児童との家庭生活に関する比較調査を実施した。さらに、最近の「食育」の実践例などもふまえて、健康生活教育の目標及び内容項目を検討した。健康生活教育については、我が国における「健康教育」が体育や保健との関連のみで捉える傾向が強いため、健康生活の視点を重視した「健康生活教育」として捉え直す必要があると考えた。また、健康とは、自分の体や精神の状態さらに性格その他を客観的に認識し、それらをよりよい(安定した)状態に保つことと捉え、そのためにどのようなあるいはどのように生活を営んだらよいかを一人一人が考え実践できるようになることが必要と考えた。そのため、健康生活教育の構成要素案として、「自分」を中心に置き、健康生活に重要な要素としては「家族・家庭生活(生活習慣・衛生含む)」、「人間関係」、「地域・社会生活」、「趣味・余暇活動」、「運動」を設定し、それらをふまえ、内容項目案を検討した。
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http://www2.educ.fukushima-u.ac.jp/~souran/disp.rb?id=hamajima