研究課題/領域番号 |
17530637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
上杉 賢士 千葉大学, 大学院教育学研究科, 教授 (50323382)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | プロジェクト・ベース学習 / 学びの革新 / 総合的な学習の時間 / 問題解決学習 / キャリア教育 / コアカリキュラム / 教師教育 |
研究概要 |
アメリカ・ミネソタ州にあるミネソタ・ニューカントリースクールで開発されたプロジェクト・ベース学習(PBL)は、現代にふさわしい学びのスタイルとして注目され、採用する学校が急速に拡大している。また、わが国でもPBLに関する認知度は次第に高まり、特に高等教育(高校、大学)において採用され始めている。平成18年度における本研究は、千葉県旭市からの依頼による「中学生による町づくりのための政策提言」(平成18年7月)をはじめとして、教員養成学部及び大学院の授業への適用(平成18年後期)、教員研修(10年経験者研修、管理職対象研修=いずれも平成18年8月)への適用を試みた。また、平成18年9月には、ウイスコンシン・ミネソタ両州においてPBLをカリキュラムのコアにしている学校9校の視察を行い、学校のもつ環境的条件に応じた多様な適用・導入の実際を調査した。その結果、PBLの応用範囲は極めて広く、わが国における子どもの学びを革新するために有効であることが確認された。また、特筆すべきこととして、PBLによる学習効果がわが国における目下の教育課題である「キャリア教育」においても有効であることが確認され、その応用範囲も一層の広がりを見せている。なお、研究期間中にアメリカの二人の実践者の著による『Project-Based Learning with Young Children』の翻訳を終了し、現在出版交渉中である。この出版が実現することによって、2年間の研究機関において、PBLが幼稚園・小学校から成人に至るまでの全体をカバーする効果的な教育方法としての実証が可能になる。
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