研究課題/領域番号 |
17530655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
今山 延洋 静岡大学, 教育学部, 教授 (30022213)
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研究分担者 |
山下 晃功 島根大学, 教育学部, 教授 (40032594)
橋本 孝之 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30026273)
糸山 景大 長崎大学, 教育学部, 教授 (60044442)
畑 俊明 静岡大学, 教育学部, 教授 (40005351)
竹野 英敏 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80344828)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 技術科教育 / 教員養成 / 修得基準 / 検定制度 / 大学生の学習成果競技大会 / 教員免許 |
研究概要 |
本研究は、即戦力と高度な指導力を持った技術科教員の新構想教員養成システムを構築しようとするための基礎研究である。具体的には(1)技術科教員養成の修得基準を作成すること、(2)修得基準に基づく検定制度を確立すること、(3)技術科教員養成のための学習成果競技大会を試行すること、を目標にしている。 1年目の平成17年度は、中学校技術・家庭科教科書(技術分野)および学習指導書の調査分析結果に基づいて修得基準原案を、(1)わかる(専門知識)、(2)できる(専門技術・技能)、(3)教える(指導技術)の3つの面から、それぞれ標準基準を作成した。 2年目の平成18年度は、日本産業技術教育学会の9つの支部を通じて、全国の都道府県や政令指定都市で行われている技術科教員採用試験問題を収集し分類・分析を進めた結果、標準基準案と自治体の教員採用試験問題の間に、深い相関を得ることが出来た。 また、この検定制度の検討では諸外国の先進例を参考とするため、米国(ボルチモア)での2006年3月ITEA(International Technology Education Association)年次大会のTECA(Technology Education Collegiate Association)Competitive Eventの大学生の学習成果競技大会に出席して、実施方法、評価方法などを調査した。 これらの成果を、第49回日本産業技術教育学会全国大会(高知大学)のシンポジウム「技術科教員養成の質の向上と基準の相関」と「米国TECA学習成果競技大会の意義」において発表し、更にTECAのコンテストハンドブックの翻訳も行った。 また、標準基準と採用試験問題の分析結果をもとに、知識・技能・指導技術について検定試験の試行実施を2つの教員養成大学の4年生を対象に行い、本格実施の見通しを得た。
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