研究課題/領域番号 |
17530665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
田邉 隆 愛媛大学, 教育学部, 教授 (80155192)
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研究分担者 |
木村 勢津 愛媛大学, 教育学部, 教授 (90161562)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,150千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 歌唱表現 / 観点 / 音響解析 / フォルマント / ソナグラム / ゆらぎ / 熟達者 / 初心者 / 音楽表現 / 評価観点 / デジタル化 / 音声分析 / 熟達過程 / 変声期 / デジタル / 声域 |
研究概要 |
音楽表現における巧拙は、息の流れ・ゆらぎに着目することで観点が見いだせると考え、熟達者と初心者の波形分析結果を考察することで、観点を見いだした。なお、熟達者と初心者の音楽表現の巧拙については、歌唱表現の波形・ソナグラム・フォルマントの視点から波形分析を行い、巧拙の観点を求めた。主な観点は以下の7点である。 1.開始音0.3秒時点の波形に、ゆらぎが生じていることで熟達度が判る。2.初心者は、開始音0.5秒以上を要しても、ゆらぎを生み出せない。3.高音域からの歌唱や跳躍旋律の歌唱では、少しずつ高次倍音を含ませ発声できることで、熟達度が判る。4.熟達者は音高変化に対し、常に安定したフォルマントを保持できる。5.音高変化に対し初心者は、ビブラートがかかるなど音程(ピッチ)が不安定に推移するが、熟達者は円滑な推移を示す。6.熟達者は開始音0.3秒で、音程(ピッチ)が安定するが、初心者は安定するまでに0.6秒以上を要する。7.音高推移において熟達者は音量変化を伴わない表現が出来る。初心者は音高変化に伴い音量も変化する。 その他に、これらの解析結果を声楽指導に直接用いた授業を行った。また、音声標本のデジタル化を行い、過去のアナログ音盤のデジタル化を行い、指導上の基礎資料作成を行った。
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