研究課題/領域番号 |
17530691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
岩坂 英巳 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (70244712)
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研究分担者 |
郷間 英世 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40234968)
玉村 公二彦 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00207234)
越野 和之 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (90252824)
根來 秀樹 (根来 秀樹) 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (80336867)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | AD / HD / Parent Training / Social Skills Training(SST) / 心理社会的治療 / 感覚統合訓練 / 般化 / 早期母子支援 / アスペルガー障害 / ペアレント・トレーニング / SST / 行動療法 / セルフエスティーム / 感覚統合理論 / ソーシャルスキル・トレーニング / 学校場面での般化 / CPT(持続的注意集中力検査) / ペアレシト・トレーニング |
研究概要 |
本研究の目的は、AD/HD児への統合的な心理社会的治療として、(1)地域家族会や学校などで実施できるペアレント・トレーニング(PT)の開発と指導者の育成、(2)学校現揚でのソーシャルスキル・トレーニング(SST)の開発と実践、(3)記入式評価尺度に加えて、新たに神経生理学検査など客観的評価も用いて、PTやSSTの効果判定を行うことである。 1. 地域に根差したPTとして、家族会などでのPT、保健センターなどでの短縮版PT、学校でのTT(ティチャー・トレーニング)などを開発するとともに、実践者を養成講座で育成し、実施した。それぞれにおいて効果判定を行い、改善点を導き出し、よりニーズに応じたPTに改訂した。 2.学校現場において、通常学級型、通級指導教室型のSSTを現場の教員との連携の下に実施し、本人の社会性の向上のみでなく、学級経営上も役立つことを実証した。 3. 病院や大学で行ってきたSSTの発展版として、学校との連携強化によって日常生活場面に即したSSTを実施し、学校でのSSTの発展に寄与した。 4. 神経生理学検査であるIVA-CPTによって、軽運動によって成人の注意集中機能が改善することを実証し、子どものAD/HD事例のおいても有用であることを確認した。SSTにて感覚統合の有効性も確認した。 5. AD/HDに対する心理社会的治療として、PTにて不注意や多動性が改善すること、SSTにて多動性や社会性が改善することを本邦ではじめて実証した。 上記成果を国内学会、国際学会にて報告、国内論文に掲載するとともに、「日常生活場面での発展」をキーワードにPT、SSTの養成講座を毎年行って多数の実施者を養成し、地域での本プログラムの発展を推進した。
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