研究課題/領域番号 |
17530695
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
上岡 一世 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40284377)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 自閉症 / 就労 / 移行支援 / 進路指導 / 職場適応 / 離職 / 個別移行支援計画 / 自閉症者 / 個別移行支援 / 離職原因 / 就労維持 / アフターケア / 連携 |
研究概要 |
自閉症者の企業就労が容易でないことは、これまで繰り返し指摘されてきた。しかし、その原因については明確に示されたものはない。さらに、それを職場適応や長期就労維持に関わる個別就労支援に限ると報告されている論文は見あたらず、彼らに対する就労支援の実態はほとんど明らかにされていない。筆者による企業就労を果たした自閉症者の追跡調査によると、就労後3年を境に定着率が減少し、挫折事例が多いことが確認されている。自閉症者の就労率が非自閉症者と比べて低い原因はどこにあるのか、長期就労維持を困難にしている要因は何か、職場適応の困難性は何によるものか、挫折の原因は何か、など企業就労を実現するための就労支援の在り方に関しては追求しなければならない課題が山積している。 本研究はこうした課題を解決するために、現在、企業就労している自閉症者及び企業就労したものの挫折した自閉症者を対象として、就労を実現するまでの支援過程、就労してからの支援状況を細かく調査し、企業就労と長期就労維持を実現する個別就労・個別移行支援プログラム作成のためには何が必要かを検討した。具体的は、全国の養護学校を卒業した企業就労者約246名と挫折事例100名を対象に就労前、就労後の支援の実態調査を行い、かつ、現場のモデルとなる実践事例を加え、次の3点を明らかにした。 1)企業就労者246名を対象に全国実態調査を行い、就労が実現できた原因、勤務実態、職場適応状況を探る。 2)挫折事例100名を対象に全国実態調査を行い、挫折の原因と挫折回避の方策を見出す。 3)両群から得た結果を分析、考察することにより、自閉症児・者の就労を実現するための個別支援計画のモデルを研究協力校と連携し作成する。
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