研究課題/領域番号 |
17530705
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
佐藤 正幸 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (50222021)
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研究分担者 |
小田 侯朗 国立特別支援教育総合研究所, 教育支援研究部, 総括研究員 (30158828)
小林 倫代 国立特別支援教育総合研究所, 教育相談部, 総括研究員 (00300715)
久保山 茂樹 国立特別支援教育総合研究所, 教育支援研究部, 京任研究員 (50260021)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,740千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 聴覚障害児 / きょうだい / 障害理解 / きょうだい支援 / 家族支援 |
研究概要 |
本研究では、聾学校(特別支援学校)におけるきょうだい支援調査を行い、きょうだい支援プログラムの開発のための検討を行った。 そこで以下のような知見が得られた。 1.聴覚障害児と聴覚障害児をもつきょうだいの間にみられた特徴 これは双方に共有できるコミュニケーション手段を持つことの困難さであった。そこで手話などを使って歩みよる事例もあれば、一方では通じないことが原因で無視され、全く関わらないケースがみられた。 2.家庭におけるきょうだいの存在 聴覚障害児をもつきょうだいが家庭の中において保護者に関わってもらえず、悩んでいる事例がみられた。このことは、きょうだいが家庭の中に自分の居場所を見つけることができず、かつ自分の存在が理解できないことを意味している。 3.聴覚障害児をもつきょうだいにおける聴覚障害の理解 前述のようにきょうだいにおいては、聴覚障害が外観上わかりにくいことからくるコミュニケーションの困難さ、その対応の仕方を体験しない以上は、聴覚障害の理解は進められない。また、聴覚障害の専門家と会う機会が保護者と比べ少ないため、聴覚障害に関してかなりの情報不足に陥ってしまう。 4.聴覚障害児をもつきょうだいへの教育的支援の在り方 今後、聴覚障害児をもつきょうだいへの教育的支援の観点からのプログラム開発を目指すとするならば以下のことに留意する必要があるものと思われる。 ・聴覚障害児をもつきょうだいが聴覚障害のことを知る環境作り ・聴覚障害児をもつきょうだいの考え、想いを受け留めること ・他の聴覚障害児との交流を通して聴覚障害理解を深める
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