研究課題/領域番号 |
17540230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
櫻井 敬久 山形大学, 理学部, 教授 (60150265)
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研究分担者 |
松崎 浩之 東京大学, 工学系研究科, 助教授 (60313194)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 宇宙線 / 炭素14 / 年輪 / 26000年前 / 太陽活動 / 11年周期変動 / 11年周期 / 22年変動 / 年代測定 / 地磁気変動 |
研究概要 |
本研究は、未知の領域である約2万5千年前の上山年輪試料用いて1年輪毎の14C濃度をAMS測定し、太陽11年周期および22年周期に着目してその変動プロファイルを調べたものである。これまでの我々の研究から、10年の短期間で14C濃度が大きく変動する時期があることが示唆された。本研究では、この急激な変化をしている可能性のある領域の26年について単年輪の約60試料の14C濃度測定をAMSにより行った。試料のAMS測定は、1グラファイト試料につき9回測定した。1回の平均計数が約1000カウントであるので約1%の統計精度であるが、1年輪試料につき2グラファイトの測定であるので約0.7%の測定精度で行っている。 26年輪の平均の14C年代は、22271 yrBP±118であった。この14C年代は、現在よく用いられている較正曲線IntCal04の限界を越えているので、コロンビア大学の実年代較正計算プログラムで計算すると26778 yrBP±178であった。 26年輪の^<14>C年代プロファイルは、3点移動平均では2つ山の変化パターンが示された。時間間隔は約12年程度であった。山の高さは157年と109年であった。この変動は^<14>C濃度変化とすると約2.0%と1.4%程度である。約25000年前の^<14>C濃度は現在の濃度に比べ約40%も高かったことが分かっているため大きな周期変動の可能性もある。この要因としては地磁気強度の低下、太陽活動の停滞、銀河宇宙線強度の増大などが考えられる。 本研究で示唆された26年輪の^<14>C濃度変動プロファイルは、未だ測定精度が粗いが太陽11年および22年周期変動の可能性を示唆している。
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