研究課題/領域番号 |
17540285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
今里 純 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (40107686)
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研究分担者 |
林 ケヨブ 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (90332113)
澤田 真也 高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 准教授 (70311123)
五十嵐 洋一 (五干嵐 洋一) 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (50311121)
清水 俊 大阪大学, 理学系研究科, 助教 (60294146)
小松原 健 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (30242168)
浅野 侑三 筑波大学, 物理工学系, 教授 (80100808)
青木 正治 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80290849)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,830千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | J-PARC / K中間子崩壊 / 時間反転不変性の破れ / CP対称性の破れ / E246実験 / 静止K中間子ビーム / TREX実験 / Kμ3崩壊 / ミュオン横偏極 / TREK実験 / E06実験 / アクティブ・ポラリメーター |
研究概要 |
現在、素粒子原子核物理のセンターとしてJ-PARC加速器施設の建設が進められていて、間もなく稼動される運びとなっている。この施設のハドロン実験室ではK中間子を使った実験研究が、KEK-PSのこれまでのビームに比べて2桁も高い強度のビームによって画期的に進展することが期待されている。本研究では、これまで我々の研究グループがKEK陽子加速器で行ってきたE246実験等の静止K中間子崩壊での物理をこのハドロン実験室で更に発展させ遂行するための準備研究を進めた。特に、時間反転不変性Tの破れの探索(K^+→Π^0u^+v崩壊におけるTを破るミュオン横偏極の探索)等の研究を研究の柱に据え、TREK実験としてその測定器も検討を進めた。本研究は(1)カナダTRIUMF研究所周辺の研究者及び諸大学を中心とするカナダグループ、(2)アメリカの諸大学、(3)ロシア科学アカデミー原子核研究所の研究者、等との国際協力によって実施された。これらの国の研究者と共同し、TREK実験用の測定器の検討、測定器要素のR&D,系統誤差のモンテカルロシミュレーションによる解析等を実施し、2006年4月に実験提案書を完成し、2006年の6月も第1回J-PARC実験課題審査委員会(PAC)において、第一段階の採択を得ている。その後も測定器の詳細な設計やシミュレーション計算による実験方法の設計や誤差評価、ビームラインの設計等を行い、2007年6月の第3回及び2008年1月の第4回PACに報告書を提出し、TREK実験の準備を確実に進めた。今後予算措置を図り、またJ-PARCハドロン実験室でのビームライン整備を待って、実験を遂行する。
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