研究課題/領域番号 |
17540352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
合田 正毅 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60018835)
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研究分担者 |
西野 信也 北海道大学, 工学研究科, COE研究員 (50431325)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | フラットバンド / フラットバンド構成法 / アンダーソン転移 / 逆アンダーソン転移 / フラットバンド格子系 / 理想可塑固体 / 法物型分散関係を持つ音響フォノン系 / 音響絶縁体 |
研究概要 |
申請書に記した課題のうち、 (1)蜂の巣格子上の3準位ランダムフラットバンド系の特異な電子状態のIPR解析及びf(α)解析、に付いては、未完成ではあるが、ほぼ所期の計画を達成した。この系の波動関数の特徴は、ランダム摂動の強さがいかに弱くとも、その弱さによらず、局在長の範囲内で一見冪的な様相を示すことを数値的に確認した。これらは通常のランダム系の波動関数の持つ特徴とは明らかに異なる。結果をまとめつつある。また, (2)放物型の振動数-波数分散関係を持つ1次元及び2次元のランダム音響フォノン系の特異な性質、に付いては、所期の計画を達成し、低振動数領域での波動関数の強い局在を数値的に明らかにした。波動の群速度は分散関係の1次微係数なので、群速度がゼロに漸近する低振動数領域で波動の局在が起こりやすくなることを数値的に明らかにした。質量が乱れた場合とバネ定数が乱れた場合では、放物型の分散関係を生み出す条件が保たれたり壊れたりするので、状況は異なる。結果を国際会議PHONONS2007(Paris, 2007)で発表し、J. Phys.: Coference Seriesに投稿し掲載された。更にその後の研究をまとめて、J. Phys.に投稿中である。
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