研究課題/領域番号 |
17540371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子・分子・量子エレクトロニクス・プラズマ
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研究機関 | 立命館大学 (2006-2007) 首都大学東京 (2005) |
研究代表者 |
藪 博之 (薮 博之) 立命館大学, 理工学部, 教授 (60202371)
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研究分担者 |
鈴木 徹 首都大学, 東京都市教養学部, 教授 (20175409)
丸山 智幸 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (50318391)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,270千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 原子気体 / ボース・アインシュタイン凝縮 / 化学平衡 / 分子形成 / 量子気体 / 分子間相互作用 / 高密度核物質 / クォーク / 物質波 / フェルミ流体 / 質量作用則 / 分子生成 / 密度波 / 集団励起状態 |
研究概要 |
a)分子形成がある場合の極低温原子気体の相構造およびその温度変化を、相互作用がある場合および平均場近似レベルで原子分子間相互作用の効果を取り入れた揚合にすべての種類の量子相関(ボースーボース原子、フェルミーフェルミ原子、ボースーフェルミ原子混合系)に対してもとめた。原子分子間相互作用が平均場近似レベルで分子生成およびボース・アインシュタイン凝縮におよぼす効果が理論的に明らかとなった。特に大きい引力相互作用の場合には理想系にはない新たな相構造があらわれることが明らかとなった。また、ボースーボース混合系の場合には、ボース・アインシュタイン凝縮の相転移に起因する特異性が原子分子凝縮に対して相互に排他的な効果をもつことを示した。また、化学反応論における質量作用則に量子統計効果をとりいれた量子質量作用則をもとめ、量子統計効果が化学反応におよぼす効果について議論した、この結果を論文としてまとめPhys.Rev.誌に投稿した。 b)分子形成がある場合の極低温原子気体の相構造およびその温度変化を、調和振動子型トラップがある場合にもとめ、調和振動子トラップによる有限サイズの効果が原子分子平衡におよぼす効果について明らかにした。この結果をまとめた発表論文を準備中である。 c)ボソンーフェルミオン混合原子気体の時間変化を時間依存Gross-Pitaevskii方程式とVlasov方程式によりもとめる我々が開発した方法を、Yb原子系に対して用いた計算を行い、振動励起モードを求めた。Yb原子系は実験が予定されており、この結果の検証により我々の方法の妥当性が確認されるはずである。この結果をまとめた発表論文を準備中である。
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