研究課題/領域番号 |
17540423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
羽田 亨 九州大学, 大学院・総合理工学研究院, 准教授 (30218490)
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研究分担者 |
松清 修一 九州大学, 大学院・総合理工学研究院, 助教 (00380709)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | MHD波動 / MHD乱流 / 非線形波動 / 衝撃波上流域 / 上流域波動 / 上流域流動 / 磁気流体波動 / 磁気流体乱流 / 密度ゆらぎ / 磁場ゆらぎ / 太陽風プラズマ |
研究概要 |
主として以下の項目について解析を行った。 ○パラメトリック不安定性における磁場ゆらぎと密度ゆらぎ:インコヒーレント波動効果 現実の宇宙プラズマ中に見られるアルフヴェン波は単色ではなく有限のスペクトル幅を持つ。このような場合のパラメトリック不安定性では、複数アルフヴェン親波の非線形相互作用により有限振幅の超波長密度ゆらぎが作られるため、これらを種として成長する自己変調型不安定性が早く成長する。 ○パラメトリック不安定性における磁場ゆらぎと密度ゆらぎ:イオン運動論効果 平行伝播アルフヴェン波のパラメトリック不安定性を、イオンの運動論的効果を取り入れた枠組みの中で議論した。横波に関しては流体近似、縦波に関しては運動論の基礎方程式を用い、波動の伝播方向にイオン運動論的が取り入れられた分散関係を得た。 ○アルフヴェン波(磁場ゆらぎ)と音波(密度ゆらぎ)が縮退する系の非線形発展 3重縮退微分型シュレーディンガー方程式(TDNLS方程式)にイオン運動論的効果をとりいれた新しい方程式系を提案し、この系における磁場と密度ゆらぎについて議論を行った。 ○多点衛星観測によるプコズマ乱流の統計解析法の開発とクラスター衛星データへの適用 前項までの理論的および計算機シミュレーションによる研究結果をもとに、実際の人工衛星データを解析する手法を開発した。多点衛星観測データを用いてバイスペクトル(3つの共鳴する波動のスペクトル)を評価する方法を開発した。
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