研究課題/領域番号 |
17540461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
荒川 洋二 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (00192469)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,650千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 北中国地塊 / 中生代火成岩類 / 化学組成 / Nd-Sr-Pb 同位体 / アルカリ火成岩類 / 地殻-マントル構造 / 地球化学 / Nd-Sr-Pb同位体 / 中生代花崗岩 / アルカリ火成岩 / 年代測定 / Sr-Nd-Pb同位体組成 |
研究概要 |
研究結果の概要 1. 北中国地塊南部に当たるWu'an, Xishu地域に分布する花崗岩類の年代測定結果や貫入関係などから、これらは白亜紀後期 (約130Ma前後)に相次いで貫入したものであることが明らかとなった。 2. 上記の花崗岩類は、多くはアルカリ岩系列の岩石で、モンゾナイト、モンゾガブロ、閃長岩〜花崗岩に分類され、それぞれ岩石タイプごとに異なった分布を示すことが明らかとなった。また、これらの岩石とともに、同時期の火山岩類も分布し、それらもアルカリ岩系列の岩石であることが判明した。 3. 全岩化学組成(主要元素、微量元素)の分析結果から、Xishu, Wu'anおよびHongshan岩体は、ガブロ〜モンゾナイトの組成で、やや高いMg#、および右下がりのREEパターンがあることが判明した。3岩体ともにSr同位体組成は類似し、0.7050〜0.7078の範囲に入るが、Nd同位体組成は、3岩体ともにわずかに異なる傾向が示された。またPb同位体組成にも違いがあることが明らかとなった。Nd-Sr-Pb同位体図や、同位体一元素濃度図において、3岩体のデータは多くの場合直線状を示し、それらのデータはEM1マントルとLCC(下部大陸地殻)を端成分とする位置にプロットされた。この結果は両端成分を起源としたマグマの混合を示唆しているか、あるいはEM1マントル由来のマグマが結晶の分別を伴いながら、上昇し、下部地殻物質を混合したかのどちらかで説明が可能である。Hongshan岩体は起源は類似するが、マグマの結晶分別が優先したものと推定された。 4. 同地域に含まれる幾つかの小岩体、および同時期の火山岩類の元素分析とNd-Sr-Pb同位体組成分析の結果もふくめ、これらは、大陸の薄層化にともなって生じたものと結論付けられた。
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