研究課題/領域番号 |
17540466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
プラズマ科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
安藤 利得 金沢大学, 自然科学研究科, 准教授 (80212679)
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研究分担者 |
鎌田 啓一 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (90143875)
鎌田 啓一 金沢大学, 自然科学研究科, 助教授 (01483875)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,850千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 大強度短パルスマイクロ波 / プラズマ / 超放射 / ブラソフ・アンテナ / 準光学アンテナ / BWO / 後進波管 / レーダー計測 / 大出力短パルスマイクロ波 / 変換効率 / 後進波発振管 / マイクロ波アブレーション / 大強度短パルス / プラズマ生成 / マイクロ波 / アブレーション / ガウスビーム / 準光学 / ブラソフアンテナ |
研究概要 |
我々の共同研究者によって、超放射機構で大強度超短パルスマイクロ波(HPM)を効率よく作ることが近年可能になった。「ギガワット級・短パルス・マイクロ波」は1回の照射あたりのジュール数が小さく、加熱を伴わないで高周波の強電場を発生することができる利点がある。その強度は自由空間中でガスの放電を起こすことができるほどである。しかしながら、国内ではこのHPMの研究が少なく、応用に関する研究もなされていない。 この研究では、上記のような強力なHPMの発生源の開発と、応用のために適切な輸送の形態の研究を行なうことを目的とした。そして、その発展としてマイクロ波によるプラズマ生成やアブレーションについての実験を行なうことを第2の目的とした。この3年間の研究によって、HPMの発生源の開発を行なった。また自由空間でのマイクロ波の利用を目的に、自由空間中への放出はほぼ可能となった。応用にっいては、時間がなく、基本的なレベルにとどまった。しかし、HPM応用への知見を深めることができ、当初の目標は達成したと考えている。 今回の成果には以下のようなものがある。 1.「輸送」について研究した。特に自由空間への放出は重点的に研究した。 2.自由空間で「プラズマ生成」を行い、その有効性を示した。 3.現在ある5GHzの後進波発振管(BWO)の出力向上に努めた。 4.周波数がこれまでの2倍の10GHzのBWOの開発を新たに行った。これにより、自由空間での強度を上げた。 5.HPMの応用として、プラズマのパルス反射計の光源としても検討すべき。
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