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機能連動型デンドリマーに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17550044
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 有機化学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

小嵜 正敏  大阪市立大学, 大学院理学研究科, 助教授 (10295678)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードデンドリマー / ポルフィリン / フラーレン / 電子移動 / エネルギー移動 / 鉄錯体 / 蛍光スペクトル / 吸収スペクトル / フェニレン-エチニレン / コンフォメーション / ビピリジン / 遷移金属錯体 / 鈴木カップリング反応 / 薗頭カップリング反応 / 蛍光
研究概要

1.雪の結晶型ポルフィリンデンドリマーの合成および性質評価に関する研究を行った。最初にデンドロンを合成する新規convergent法を開発した。得られたデンドロン末端をフォルミル化した後、ピロールと縮合させることにより雪の結晶型ポルフイリンデンドリマーを得た。また、4つの末端アセチレン部位を持っポルフイリン誘導体とデンドロンの薗頭カップリング反応によってもポルフイリンデンドリマーを合成した。得られたデンドリマーの蛍光測定より、ポリベンジルエーテル鎖、共役オリゴマー部分からポルフイリン骨格へ効率的な励起エネルギー移動が起きることを明らかにした。さらに共役末端にアントラキノン部を結合させることにより、光捕集機能に加えて電荷分離能力を有するデンドリマーを得ることに成功した。蛍光強度の比較により、電子移動に対するデンドリマー効果、共役架橋鎖被覆効果を明らかにした。
2.剛直な共役主鎖と、末端にビピリジンを持っ柔軟なポリベンジルエーテル側鎖から構成されるデンドロンを設計、合成した。合成したデンドロンの溶液に塩化鉄(II)の溶液を加えると、デンドロンの溶液は黄色からピンク色へと変化し新しい吸収(525nm)が観測された。以上の結果より、デンドロンが鉄錯体を形成することを明らかにした。
3.雪の結晶型ポルフイリンデンドリマーの共役鎖末端どうしを結合して、2次元共役ネットワークを持つナノスケール集積体を作製する方法を開発した。最初に構成成分となる、A3B型、A4型置換様式を持つデンドリマーを効率的に合成する方法を開発した。つぎに、これらのデンドリマーを薗頭反応によりカップリングさせ、高分子量集積体を合成した。さらに合成した分子の光学特性を評価し、デンドリマー中心聞で励起エネルギー移動が起きることを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Enhanced Electron Transfer by Dendritic Architecture : Energy Transfer and Electron Transfer in Snowflake-Shaped Zn Porphyrin Dendrimers2007

    • 著者名/発表者名
      小嵜正敏
    • 雑誌名

      Organic Letters 9・8

      ページ: 1509-1509

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書 2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Enhanced Electron Transfer by Dendritic Architecture : Energy Transfer and Electron Transfer in Snowflake-Shaped Zn Porphyrin Dendrimers2007

    • 著者名/発表者名
      Kozaki Masatoshi
    • 雑誌名

      Organic Letters 9-8

      ページ: 1509-1509

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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