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プレス加工金型のひずみ挙動モニタリングによる成形工程最適化技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17560088
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生産工学・加工学
研究機関岩手大学

研究代表者

笠場 孝一  岩手大学, 工学部, 助教授 (00271841)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードプレス加工 / 成形 / 金型 / ひずみ / モニタリング
研究概要

プレス加工のうちで最も基本的な加工法である深絞りを例に、加工時の金型(パンチ)に発生する動的なひずみ波形に注目し、それを測定した。自作の球頭および円筒パンチ深絞り金型を万能試験機に取付け、しわ抑え力が大きくブランクが破壊する場合、加工途中でしわが発生する場合、絞り比を小さくし破壊せずに絞りきれる場合を比較し、上述したひずみの1kHzの高速サンプリングデータを、絞り深さ及びしわ抑え板の変位と対応させて記録した。
それらデータを大局的に整理した結果より、パンチの静的な挙動について、パンチ荷重と絞り深さの実測した曲線の形状(傾きの変化や直線性)を区分的に詳細に観察することで、それらがブランクの様々な変形状態と対応することがわかった。本研究ではそれらを異なる6種類の変形モードに対応付けて整理した。
一方、パンチの動的な挙動について、これはプレス中のブランクのスティックスリップ現象やき裂発生などに対応していることを確認した。そしてブランクの材質、またはブランクとダイの間の潤滑状態によって、このような動的ひずみ挙動の頻度が変化することを実測した。なお今回用いたブランク材の場合、最終的なパンチに作用させた破断荷重を100%とすると、スティックスリップに関わるパンチ荷重の急激な降下ならびに直後の復帰は、大きさ的にその2〜4%程度に相当するものであった。
このように、パンチに生じる静的・動的なパンチ荷重を測定することにより、ブランク材の加工状態のモニタリングが可能であることをこの研究を通して示した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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