研究課題/領域番号 |
17560264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
石亀 篤司 大阪府立大学, 工学研究科, 准教授 (60212867)
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研究分担者 |
森本 茂雄 大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (00210188)
真田 雅之 大阪府立大学, 工学研究科, 准教授 (90264803)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,950千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 自然エネルギー型分散電源 / 電力システム構想 / 次世代エネルギーシステム / 独立成分分析 / インテリジェント制御技術 / メタヒューリスティクス / Particle Swarm Optimization / 超分散システム環境 |
研究概要 |
本研究は,太陽光,風力,波力による自然エネルギーを活用した分散電源の大量導入を促進するための新しい電力システム構想の提案とその解析・制御・評価技術についての基礎研究を行うことを目的とし,分散電源連系システムの特性解析・制御系設計の高度化と新たな電力システム構想の具現化などについて検討を行った。 まず、システム特性解析の高度化として、電力システムの線路潮流を観測し、時空間解析することで系統に存在する分散型電源の出力を推定する方法を提案した。提案法では1つの観測波形から特定の波形を抽出することを目的とし、観測波形を時間周波数領域に展開する独立成分分析(ICA)を適用している。さらに,系統運用における経済性や信頼度の確保のために重要となる電力需要時系列の予測に対し、電力需要変動の中から特徴を捉えるための新しい手法として、独立成分分析(ICA)を適用することを試みた。ICAの電力分野への適用とその成果は類を見ないものであり、その発展が期待される。また、メタヒューリスティクスに基づく最適化手法の高度化においても、自然界の摂理を組み込んだ新たなアルゴリズムの提案による性能の向上などで成果を上げている。その他、解析・制御手法に関する提案を基に新たな電カシステムの具現化についての様々な検討を行ったが、さらなる検討とブレークスルーが必要とされる段階であり、今後も精力的に継続して研究を進めていきたいと考えている。これらの研究成果は、電気学会論文誌で発表し、IEEE国際会議、電気学会、計測自動制御学会、電気設備学会おいて講演発表を行った。
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