研究課題/領域番号 |
17560318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
榎本 忠儀 中央大学, 理工学部, 教授 (10245988)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | LSI / プロセッサ / 消費電力 / リーク電流 / 高性能化技術 / 電圧・周波数適応制御 / 動画像圧縮 / 動きベクトル検出 / 固体撮像素子 |
研究概要 |
研究:HDTV並のデータを帯域が極めて狭い伝送路でワイアレス通信するために、新しい発想に基づく動きベクトル検出アルゴリズムを開発した.つまり「動きベクトルが更新されない回数が、適応的に設定された回数に達したときに、動きベクトル検出を停止する」ことが出来るMEアルゴリズムを開発することができた.これにより信号処理量を大幅に削減することができた。この結果、動画像符号化プロセッサの消費電力を約20μWまで低減できた. 研究:提案した各種リーク電流低減回路技術を改良して、LSIの待機時、動作時に合わせて適応的に制御できる回路技術を確立した.本回路を適用したSRAM、動きベクトルプロセッサを設計・試作・評価し、有効性を実証した. 研究:動画像符号化プロセッサ、SRAM、電圧・周波数適応制御回路、最小値検出回路、等の各個別回路の小型化、低消費電力化できる技術を確立した.また、機能面での飛躍的な充実を図った。これらの異種回路を統合化する時に必要な技術を確立した. LSIの設計・試作:上記を考慮して、動画像符号化プロセッサ、SRAM、電圧・周波数適応制御回路、最小値検出回路、等を90-nm CMOS技術を用いて設計・試作した. LSIの評価:試作したSRAM、電圧・周波数適応制御回路、最小値検出回路を評価した.消費電力はそれぞれ1.43μW、0.31μW、0.7μW、で、従来の0.5%に削減する事が出来た.
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