研究課題/領域番号 |
17560353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
甲藤 二郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70318765)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | マルチホップ無線ネットワーク / アドホックネットワーク / マルチパスルーティング / マルチメディア通信 / マルチメデイア通信 |
研究概要 |
H17年度は、マルチホップ無線ネットワークにおけるマルチパスルーティングプロトコルに関して、シミュレーションよる特性評価と、Linuxを積んだノートPCへのソフトウェア実装に重点を置いた検討を進めた。そして、複数台のノートPCから構成される実際のマルチホップ無線ネットワークを構築し、学内においてビデオ信号の配信実験を行った。具体的には、以下の項目の検討を行なった。 (1)通信状況に適応して動的にパスを切替えるマルチパスルーティングのシミュレーション評価。 (2)通信状況の変化をパス毎の受信電力の値に応じて判断するマルチパスルーティングのシミュレーション評価。 (3)Linux上で動作するマルチホップ経路制御プロトコルであるKerne1AODVの実装とカスタマイズ。 (4)複数台のノートPCで構築したマルチホップ無線ネットワーク上のビデオ配信実験の評価。 H18年度は、マルチホップ無線ネットワークにおけるマルチパスルーティングプロトコルに関して、いくつかの成果発表を行なうと共に、映像圧縮方式としてH.264/AVCを用いたビデオ配信実験を行なった。 また、実装評価実験からのフィードバックとして、実装評価環境を模擬したシミュレーション評価を実施した。具体的には、以下の項目の検討を行なった。 (1)提案するマルチパスルーティングとマルチメディア配信実験応用の成果をまとめた論文発表。 (2)H17年度に使用したH.263+の替わりにH.264/AVCを用いたマルチメディア配信実験の遂行。 (3)実装実験環境の特徴を反映したマルチホップ無線ネットワークのシミュレーション評価。 また、本申請で検討を進めるアドホックネットワークの応用例としてビジュアルセンシングシステムを想定したプロトタイプ実装も開始している。
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