研究課題/領域番号 |
17560374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
信太 克規 佐賀大学, 理工学部, 教授 (90226126)
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研究分担者 |
木本 晃 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (80295021)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 圧電素子 / 多機能センシング / 電気インピーダンス / 伝播時間 / 圧電セラミックス |
研究概要 |
本研究の目的は、測定対象の電気及び超音波特性の同時測定を可能とする多機能型圧電素子により、同一空間内の対象の複数情報を同時にイメージングするシステムを確立することである。 本研究期間において、多機能型圧電素子による一面型と円筒型の2種類のイメージングシステムの確立を試み、一定の成果を得ることができた。生体計測を目的とした一面型イメージングシステムにおいては、8個の圧電素子を用いた電気・超音波同時測定システムの確立を試みた。システムは、アナログスイッチをもとに作成したスイッチングシステム,I/Oボード及び8チャンネルの同時AD変換ボードにより構成された。実験として、生体モデルとしての寒天を用い、電気及び超音波特性の測定を行った。結果から、測定精度及び測定アルゴリズムにおいて課題は残るが、8個の圧電素子を用いた一面型電気・超音波同時イメージングの可能性をえた。 産業用パイプラインでの利用を目的とした円筒型イメージングシステムにおいては、16個の圧電素子を用いたイメージングシステムの確立を試みた。本システムは、アナログスイッチをもとに作成したスイッチングシステム,I/Oボード及び2チャンネルの同時AD変換ボードにより構成された。実験として、蒸留水中のアクリル及び薄膜パイプの検出を試みた。結果から、円筒型電気・超音波同時イメージングの有用性を示しえた。 多機能型圧電素子による複数情報イメージングの可能性を示すために、一対の圧電素子による電気及び超音波特性の測定から一様媒質中の異種媒体の位置、大きさ及びその比誘電率あるいは温度の検出を試み、本手法による3種類のパラメータの検出の可能性を示しえた。よって,多機能型圧電素子による複数情報イメージングの可能性をえた。
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