研究課題/領域番号 |
17560414
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
福手 勤 東洋大学, 工学部, 教授 (70366516)
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研究分担者 |
鈴木 崇伸 東洋大学, 工学部, 教授 (50256773)
須長 誠 東洋大学, 工学部, 教授 (50366514)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 社会資本 / アセットマネジメント / コンクリート構造物 / 港湾構造物 / 予防保全 / ライフサイクルコスト / コンクリート / 塩害 / 中性化 / 複合劣化 / 劣化予測 / 膨張材 |
研究概要 |
循環型社会を支える社会資本のアセットマネジメントシステムの高度化に関する研究を行い、以下の成果を得た。 (1)「材料劣化」と「部材の力学劣化」との関連付け コンクリート構造物における部材の力学性能は、その部材の供用性能(使用性能、安全性能)と密接に関係することから、補修・補強効果を客観的に評価し、長期にわたって信頼性のある維持管理を進めるためには、「材料劣化」と「部材の力学劣化」を合理的に関連づけておくことが極めて重要である。そこで、実構造物の調査結果から鉄筋の機械的性質に着目し、両者を定量的に関連付けた。 (2)性能評価手法 外観調査(打音調査を含む)から得られる情報をもとに、外観変状と鉄筋腐食の関係をデータベース化することによって、今後、コンクリート内部の腐食鉄筋の状況を推定し、大まかな性能が評価できる手法が開発可能であることを示した。 (3)各補修(補強)工法の適用性の検討 各種補修(補強)工法の設計上の留意点を整理し、材料劣化に対応した適用時期をまとめ、施工上の留意点を整理し、適用環境をまとめた。 (4)社会資本のアセットマネジメントモデルの提案 一般的な陸上の構造物に比較して過酷な条件に位置する港湾構造物に対し、これまで適用されてきた「事後保全」から、ライフサイクルコストの低減や予算配分の均等化など多くのメリットがある「予防保全」に立脚したアセットマネジメントモデルを提案した。
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