研究課題/領域番号 |
17560518
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
嵩 英雄 工学院大学, 工学部, 教授 (00286668)
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研究分担者 |
阿部 道彦 工学院大学, 工学部, 教授 (30327720)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | フライアッシュ / ワーカビリティー / 圧縮強度 / 弾性係数 / 中性化 / 打重ね / 高温劣化 / 混入率 / フライアツイュ / 石炭灰 / コンクリート / 減水効果 / 耐久性 / 高性能AE減水剤 / 単位水量 / 乾燥収縮 / アルカリ骨材反応 |
研究概要 |
平成17年度〜平成19年度の3ヵ年にわたって下記(1)〜(7)の研究を実施した。 (1)微粒石炭灰に関する文献的研究:内外の論文・報告・規格類等の文献調査を実施した。 (2)微粒石炭灰に関する実態調査:全国の石炭灰の実態を調査し、FA I種が25%、II種が62%、III種が0%、IV種が25%で、II種の粉末度の平均は約3800cm2/g等を明らかにした。 (3)微粒石炭灰を大量使用したコンクリートの強度性状の実験研究:大量使用の影響、強度発現性と型枠存置期間、過剰添加の3シリーズの実験を実施し、圧縮強度は置換率に伴い低下するが、15%置換では材齢91日では同W/Cの他のセメントと同等となり、強度補正Tと型枠の存置期間の算定図表を提案し、過剰混入による悪影響の程度を示した。 (4)微粒石炭灰を大量使用したコンクリートの中性化の実験研究:3シリーズの研究を実施し、乾燥収縮の低減、中性化の増加、凍結融解抵抗性の低下等の現象を明らかにした。 (5)微粒石炭灰によるコンクリートの品質改善効果に関する実験研究:粉末度の影響、単位水量と乾燥収縮に及ぼす影響、品質改善効果、打重ね部の付着性状の4シリーズの実験から、乾燥収縮の低減、打重ね部の付着性状の改善等の品質改善効果を明らかにした。 (6)微粒石炭灰コンクリートの高温劣化に関する実験研究:20〜300℃の長期高温加熱後の圧縮強度と静弾性係数の低下は他の4種類のセメントより少ないことを明らかにした。 (7)微粒石炭灰によるアルカリシリカ反応抑制効果に関する実験研究:I種、II種、III種の抑制効果と、通常の反応性骨材ではII種の置換率15%で抑制効果があることを示した。
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