研究課題/領域番号 |
17560553
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
清水 肇 国立大学法人琉球大学, 工学部, 准教授 (40244280)
|
研究分担者 |
小野 尋子 国立大学法人琉球大学, 工学部, 助教 (20363658)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
2,680千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 子ども(こども) / コモンズ / コミュニティ計画 / 遊び場 / 居場所 |
研究概要 |
1. 地域における子どもの危険体験と不安感を空間的に分析することにより、危険と不安の関係を区分した上で客観的に危険空間と不安空間をとらえることができた。子ども達の経験と感覚の背後には、地域空間と地域住民との関わりが存在しており、それをコモンズの存在状態としてとらえることができる。安全対策の基本的なあり方については、理念や立場の相違による論点が存在している。本研究の成果はコミュニティにおける実践を通じて安全性と安心感の双方を獲得していく過程へと発展させていく基盤となりえるものである。 2. 社会実験の一つであるプレーパークづくりの実践に取り組むとともの、その過程を分析し、プレーパークづくりの初動期の過程を、理念の共有、主体の形成、遊びと素材、プレーリーダー、波及、公的機関、自由な使用、空間の質、拠点空間という9つの論点の設定により、取り組みの段階を通じた成果をまとめることができた。 3. 社会実験の一つとして那覇市中心部の一つの小学校区域を対象として「子どもによるこどものためのまちづくり」のプロジェクトに取り組み、小学生の生活実態と屋外行動を明らかにするとともに、「路地裏遊び場」の実践によって、地域の空間改善のために必要な条件をまとめることができた。子どもと大人の自由な共用の場であるコミュニティサロンの重要性と、日常レベルで大切にされている空間の質を高めていることの意義を明らかにすることができた。
|