研究課題/領域番号 |
17560567
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
黒瀬 重幸 福岡大学, 工学部, 教授 (20153413)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,350千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 都市計画 / 歩行者 / 回遊行動 / 都心商業地 / モデル / 都市計画・建築計画 |
研究概要 |
平成17年度は、福岡市天神地区の地下街を含むエリアで歩行者行動データを収集し、デジタル化すると同時に対象区域全域について建物現況用途調査を行い、建物階層毎に詳細な用途現況図を作成した。 平成18年度は、主に非集計型モデルの構築と検証を行った。まず、歩行者行動経路データを地上のみ経路、地上+地下経路、地下のみ経路の3種類に区分し、アンケート・データの単純集計およびクロス集計を行い、年齢階層、性別によって経路選択に相違があることを明らかにした。非集計型モデルをデータに適用した結果、地上+地下経路を利用する歩行者には、非集計型モデルの重要なファクターである時間的ヒューリスティックにおいて、not-GDMヒューリスティック属性が多く、経路選択の実績に対して、推定された経路選択の的中率が、3種類の区分の中で、最も低い結果となった。これは地下経路と地上経路の併用が、歩行者に経路選択における混乱をもたらしている証拠として注目される。 平成19年度は、集計型モデルの応用として、歩行者行動調査データからパブリック・スペース及び商業施設を経由するデータを抽出し、パブリック・スペース及び商業施設と歩行者の経路選択の関係を分析した。その結果、歩行者の一定程度は経路選択に際して、目的地間の最短経路よりもパブリック・スペースや商業施設の魅力に基づいて行動していることを明らかにした。
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