研究課題/領域番号 |
17570034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理・分子
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
上口 美弥子 (田中 美弥子) 名古屋大学, 生物機能開発利用研究センター, 研究員 (70377795)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | ジベレリン / 受容体 / シグナル伝達 / ジベレリン細胞内受容体 / ジベレリンシグナル伝達 / シグナル制御因子 / ジベレリン非感受性変異体 |
研究概要 |
本研究は、ジベレリン(GA)のシグナル伝達機構を解明することを目的とする。 *(1)GID1とSLR1の相互作用の解析 ジベレリン非感受性極矮性変異体イネgid1の原因遺伝子は、リパーゼとよく似たタンパク質をコードしていた。GID1タンパク質はジベレリンと結合し、様々な性質からGID1がジベレリンの核内受容体であると結論した。さらに、イーストハイブリッドアッセイにより、GID1がジベレリンと結合すると、抑制因子であるSLR1と特異的に結合することを証明した。次に、in vitroにおけるGID1-GA-SLR1複合体の形成をゲルろ過法により解析した。His-tagをつけた全長のGID1タンパク質に対して、SLR1タンパク質(M1からH327の領域)をジベレリン存在下または非存在下でインキュベーションした後、ゲルろ過を行ったところジベレリン依存的に結合した。さらに、このSLR1を基にして、様々なSLR1のデリーションコンストラクトを作成したところ、N末のDELLA、TVHYNPドメインのどちらかが欠損するとGID1と結合できなくなった。これらのことから、この2つの領域がGID1との結合に必要であることが明らかとなった。 (2)SLR1とGID2との相互作用の解析 ジベレリン依存的にGID1と結合したSLR1は、Fボックスタンパク質であるGID2と特異的に結合すると考えられる。そこで、yeast three hybrid法によりGID1,SLR1,GID2 3者の結合様式を調べた。その結果、GID2は、ジベレリン、GID1が存在している時のみSLR1と結合することが明らかとなった。
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