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ベンケイソウ科ベンケイソウクレードを中心とした系統分類体系の構築

研究課題

研究課題/領域番号 17570073
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物多様性・分類
研究機関東京大学

研究代表者

大場 秀章  東京大学, 総合研究博物館, 名誉教授 (20004450)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードベンケイソウ科 / ベンケイソウクレード / 分類学 / 植物 / ゲノム / 多様性解析 / 染色体 / 系統分類
研究概要

1970年以来継続して行なってきたベンケイソウ科の系統分類学的研究の総決算として、研究の中心としたベンケイソウクレード全体を対象とした系統分類体系の構築に関る諸問題を中心に研究を進めた。また、このクレードに関連して十分な検討がこれまでなされていなかったアジア大陸中央部と北アメリカのベンケイソウ・フロラの分類学的検討をも行なった。系統分類体系の構築に関連しては、中国四川省に分布の中心があるイワレンゲ属(Orostachys)Schoenlandia節について分子遺伝学的解析を行なった。その結果から、この節がイワレンゲ属の他の節のすべてとは別のクレードをなすこと、またそのクレードがテンジクイワレンゲ(Sinocrassula)と姉妹関係になることが判明した。さらに比較形態学的な分析を行なった結果、Schoenlandia節は体系上イワレンゲ属とは独立して扱うのが妥当であるとの結論をえ、既存名中の合法名を探索し、Kungia属とした。この結果は目下論文にとりまとめ中であるが、Kubitzkiが編集するThe Families and Genera of Vascular Plants中のベンケイソウ科の体系(2007)に反映するため、unpublished dataとして先取りのかたちで発表された。
アジア中央部のベンケイソウクレードに関する研究として、崑崙山脈でのイワベンケイ属の種多様性を研究し、その成果を論文に取りまとめ中である。また、若林三千男(元東京都立大学)と共同でイワベンケイ属の細胞遺伝学的研究を進めていたが、その成果を発表すべく取りまとめを行った。
北アメリカ産のベンケイソウクレード・フロラをまとめ、明年中に出版予定の北アメリカ植物誌(Flora of the North America)の原稿として投稿した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Notulae Crassulacearum Asiae Orientalis (3).2005

    • 著者名/発表者名
      Ohba, Hideaki
    • 雑誌名

      Journal of Japanese Botany 80

      ページ: 92-95

    • NAID

      40006746602

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ヒメキリンソウの分布2005

    • 著者名/発表者名
      大場秀章
    • 雑誌名

      植物研究雑誌 80

      ページ: 313-314

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] The Families and Genera of Vascular Plants, IX2007

    • 著者名/発表者名
      K.Kubitzki (edited)
    • 総ページ数
      509
    • 出版者
      Springer-Verlag Berlin
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書 2006 研究成果報告書概要
  • [図書] The Families and Genera of Vascular Plants, IX2007

    • 著者名/発表者名
      K.Kubitzki(edited)
    • 総ページ数
      509
    • 出版者
      Springer-Verlag Berlin
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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