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ヒストン蛋白質リン酸化がDNA高次構造へ与える影響の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17570145
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 分子生物学
研究機関長崎大学

研究代表者

中川 武弥  長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (50363502)

研究分担者 安井 潔  長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (50372777)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード遺伝子 / ゲノム / 発現制御 / リン酸化 / クロマチン / ヒストン / 脱リン酸化
研究概要

当研究における目的は、ヒストンH2A C末端の脱リン酸化酵素の同定を行うことと、このリン酸化の制御がクロマチンの構造及び細胞増殖に与える影響を明らかにすることであった。しかし、本年度も脱リン酸化酵素の同定には至らなかった。細胞抽出液からの精製を行い、質量分析により得られた脱リン酸化活性を持つと予想される分子の組換えタンパク質を作成したが、脱リン酸化活性は見られなかった。また、候補となる分子の抗体を作成し、脱リン酸化活性を含む分画にその分子が存在するかをウエスタンブロッティグ法により確認したが、活性と候補となる分子の分画は一致しなかった。現在はまだ同定には至っていないが、候補となる分子は絞られてきており、現在の解析法を継続することにより、近い将来には同定に至ると考えている。しかし、現在使用中の細胞抽出液には、脱リン酸化酵素の含有量が少ない可能性もある。その場合質量分析で目的の分子が検出されにくいこともありえるので、異なる方法で作成した細胞抽出液からの精製・同定も行っていきたい。当研究を進めていくにおいて、リン酸化とは異なるヒストン修飾であるアセチル化活性をもつ分画を発見した。この分画はATP依存的というユニークな特徴を持っている。ヒストンのアセチル化もリン酸化と同様にDNAの高次構造に大きな影響を与えることが知られており、今後はこのアセチル化酵素の同定も行いたい。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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