研究課題/領域番号 |
17570164
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
今井 純 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30342918)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 樹状細胞 / クロスプレゼンテーション / ERAD様分解 / in vitro再構成系 / ユビキチン・プロテアソーム / トランスロコン / ユビチキン・プロテアソーム / クロスプレゼンテーショ / ユビキチン・プロテアソー |
研究概要 |
樹状細胞(DC)によってクロスプレゼンテーションをうける外来抗原の輸送経路を詳細に検証するため、1、in vitroにおける外来抗原のERAD様分解の再構成系の構築、2、DC内で外来抗原が特異的にERAD様分解を受ける画分の精製を行った。その結果、外来抗原を取り込ませたDCから調整した膜画分に取り込まれた外来抗原は、ウサギの網状赤血球のLysate依存的に、膜画分内から膜外に輸送され、ユビキチン・プロテアソーム系によって分解されることを明らかにし、ERAD様分解のin vitroでの再構成系の構築に成功した。我々はこれまでの研究から、クロスプレゼンテーションを受ける外来抗原はERAD様の分解を受けること、膜内から細胞質側に逆行輸送される時には、トランスロコンであるSec61と結合していることを明らかにしている。そこでSec61と結合している輸送中の外来抗原に注目し、これを標的として、外来抗原がERAD様の分解を受けると考えられる画分を精製した。その結果、外来抗原特異的に精製される画分を検出した。そこで同画分において外来抗原がERAD様分解を受けていることを確認する目的で、今回作成したin vitroにおける再構成系を用いて検証した。その結果、同画分を用いたin vitroの再構成系においても、外来抗原はERAD様分解を受け、同画分が外来抗原のプロセッシング行っている分画であることが明らかとなった。現在、外来抗原の種類を換えて同画分を更に高精度で精製することを試みると共に、同画分に特異的に含まれている分子の同定と解析を行っている。
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