研究課題/領域番号 |
17570182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
中野 芳朗 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (30360267)
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研究分担者 |
山元 大輔 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (50318812)
梅田 真郷 京都大学, 化学研究所, 教授 (10185069)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | sterol-sensing / patched / hedgehog / patched-related / ステロールセンシングドメイン / ptr / ヘッジホッグ |
研究概要 |
1)ヒトのBasal Cell Nevus Syndromeなどで変異のおこっているPatched蛋白のステロールセンシングドメイン(SSD)中のGxxxD配列の活性を、ショウジョウバエ個体を用いて調べた所、G500V D504Y G500Rの変異はいずれも正常のPatched蛋白と同様の活性を示したが、patched変異体をrescueすることはできなかった。このことにより、SSDの変異にもSmoothened蛋白の活性の抑制のできるものとできないものが存在することが判明した。 2)新規のSSDを持つ遺伝子をマウスで4種(Ptchd1 Ptchd2 Ptchd3 Ptchd4)、ショウジョウバエで1種(Ptr)分離同定を行った。Ptchd1は小脳原基での発現がE13で認められた。Ptchd2はE11以降、髄脳から脊椎にかけての発現が見られた。またPtchd3は精巣のspermatocyte特異的発現を示した。さらに我々の作製したショウジョウバエのPtrに対する抗体は、stage5の初期胚の中心体及び卵巣のcystoblastなどを認識した。このことからPtr遺伝子群の機能の一つは、生殖細胞系の分化・維持に関与する可能性が示された。 3)Ptchd1に関しては変異体の作製ができたので表現型の解析を引き続き行う。ショウジョウバエPtrに関しては、変異体の分離を最優先すると共に、抗体の再検討、Ptr蛋白と相互作用をする蛋白の分離を試みる。
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