研究課題/領域番号 |
17580031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸学・造園学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
國武 久登 宮崎大学, 農学部, 教授 (80289628)
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研究分担者 |
西山 和夫 , 農学部, 准教授 (40164610)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ニンポウキンカン / 倍数体 / マイクロサージェリー / 周縁キメラ / フローサイトメトリー / 細胞キメラ / 試験管内接ぎ木 / カルス |
研究概要 |
異質倍数性周縁キメラ植物体の育成するために、ニンポウキンカンの倍数体やβ-グルクロニダーセ(GUS)形質転換体を供試し、試験管内でのマイクロサージェリー法について検討した。 まず、四倍体と二倍体のニンポウキンカン実生を供試して、マイクロサージェリー法により胚軸を加工して試験管内接ぎ木を行った。接ぎ木30日後に不定芽形成が確認され、特に、1mg/IBAPを添加した1/2MS培地で95%の最も高い形成率が確認された。しかしながら、それらのシュートの倍数性を調査した結果、キメラ性を確認することはできなかった。次に、四倍体と二倍体のニンポウキンカンの実生の成長点のみを供試し、同様の手法でそれぞれの芽をつなぎ合わせ、接ぎ木した部分からの不定芽分化に及ぼす植物成長調節物質の影響について検討し、そのシュートの倍数性を調査した。植物成長調節物質としてBAを0、1、2,5、10mg/lの濃度で添加したところ、80%〜100%の割合でシュートが観察された。特に、10mg/1区で高く、2ヶ月後の平均シュート数は4.3本であった。一方、カルス形成はほとんどの処理区で観察されたが、量的には濃度が高くなるほど多くなった。さらに、二倍体GUS形質転換と四倍体ニンポウキンカンの実生を供試して、同様の手法で試験管内接ぎ木を行った。X-Glucで染色することにより組織の癒合が確認されたが、そこからのシュート再生は別々に生じており、発生起源の証明は困難であった。 以上のように、マイクロサージェリー法による倍数性周縁キメラ植物体の効率的な誘導法の確立を試みたが、試験管内でのカルスの癒合組織からの再生頻度が低く、キメラ植物体の獲得には至らなかった。
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