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脂肪細胞が分泌するレジスチンの生理機能解析とその作用発現を調節する食品成分の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17580109
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食品科学
研究機関近畿大学

研究代表者

森山 達哉  近畿大学, 農学部, 講師 (60239704)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,670千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードレジスチン / アディポサイトカイン / 脂肪細胞 / アディポネクチン / ELISA / 3T3-L1 / 分泌 / リポタンパク質 / 食品成分 / 炎症 / 高脂肪食 / 発現変動 / マウス / インスリン抵抗性 / ウエスタンブロット
研究概要

近年、生活習慣病が増えており、深刻な社会問題となっている。「インスリン抵抗性」を改善することが生活習慣病の予防・改善にとって大きな意義を持つ。このインスリン抵抗性に関わる分子としていくつかのホルモン様分子が発見されている。それらのうち、レジスチンと呼ばれる脂肪細胞が分泌する分子はこのインスリン抵抗性を引き起こす責任分子として数年前に報告された。そこで、本研究では、このレジスチンの生理作用やレジスチンの発現量,循環量に影響を与える食品成分の探索を行う。また、アディポネクチンに関しても同様に検討した。まずはじめに、レジスチンの特異抗体を作製し、この抗体を用いてサンドイッチELISA系を構築した。つぎに、培養脂肪細胞である3T3-L1細胞を十分に分化させるための培地の検討を行い、この細胞から実際にレジスチンタンパク質が培地へ分泌されることをサンドイッチELISA系を用いて明らかにした。アディポネクチンに関しても同様に分泌が確認された。そこで、これらの重要なアディポサイトカインの分泌に対して食品成分が影響を与えるかどうか検討した結果,ティーフラボン類などにレジスチンの分泌を抑制する効果があることが始めて明らかとなった。その他にもいくつかの食品成分に、これらのアディポサイトカインの分泌を調節する活性が見られた。レジスチンの分泌を調節しうる食品成分が明らかになったことについては重要な知見であると言える。

報告書

(4件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2008 2007 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] 肥満の分子メカニズムとその制御2005

    • 著者名/発表者名
      森山達哉
    • 雑誌名

      科学と工業 79・4

      ページ: 153-162

    • NAID

      40006714125

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] VLDL分泌抑制作用からみた食品由来の脂質代謝調節因子の探索2005

    • 著者名/発表者名
      森山達哉
    • 雑誌名

      ジャパンフードサイエンス 44・12

      ページ: 38-43

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] ヒト培養肝細胞.小腸細胞からのリポタンパク質分泌に影響を及ぼす食品成分の探索2008

    • 著者名/発表者名
      山本 彬世、松村 崇史、森山 達哉、河村 幸雄
    • 学会等名
      日本農芸化学会 2008年度大会
    • 発表場所
      名古屋(名城大学)
    • 年月日
      2008-03-27
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Analysis of resistin levels during inflammatory states2007

    • 著者名/発表者名
      Yasuko Makino, Kenta Kagami, Takashi Matsumura, Tatsuya Moriyama, Yukio Kawamura
    • 学会等名
      Annual Meeting of Japan society for Bioscience, Bio-technology and Agrochemistry(2007)
    • 発表場所
      Tokyo
    • 年月日
      2007-03-26
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] 全身性炎症状態におけるレジスチンレベルの変動解析2007

    • 著者名/発表者名
      牧野 泰子, 各務 健太, 松村 崇史, 森山 達哉, 河村 幸雄
    • 学会等名
      日本農芸化学会2007年度大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-03-25
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [図書] 「脂肪組織とアディポサイトカイン」(脂質栄養と健康)2005

    • 著者名/発表者名
      森山 達哉, 河田 照雄
    • 総ページ数
      265
    • 出版者
      建帛社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [図書] 「肥満と栄養」(健康栄養学)2005

    • 著者名/発表者名
      森山 達哉, 河田 照雄
    • 総ページ数
      110
    • 出版者
      共立出版
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [図書] adipose tissues and adipocytokines(in Japanese)2005

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya Moriyama, Teruo Kawada
    • 出版者
      Kenpakusha
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [図書] Obesity and Nutrition(in Japanese)2005

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya Moriyama, Teruo Kawada
    • 出版者
      Kyouritsu Shuppan
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [図書] 脂肪組織とアディポサイトカイン(脂質栄養と健康)2005

    • 著者名/発表者名
      森山達哉
    • 総ページ数
      265
    • 出版者
      建帛社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 肥満と栄養(健康栄養学-健康科学としての栄養生理化学-)2005

    • 著者名/発表者名
      森山達哉
    • 総ページ数
      248
    • 出版者
      共立出版
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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