研究課題/領域番号 |
17580116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
乾 博 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (20193568)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,540千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ビタミンB12 / チルマロニル-CoAムターゼ / ホロ酵素 / ラット肝臓 / コバラミン / ビタミンB_<12> / アデノシルコバラミン / メチルマロニル-CoAムターゼ / ミトコンドリア / 補酵素 / ラット / 肝臓 / 初代培養肝細胞 / HepG2 |
研究概要 |
ビタミンB12酵素であるメチルマロニル-CoAムターゼの活性、発現レベルについて、B12欠乏の影響について欠乏ラットを作製し検討した。その結果、肝臓におけるポロ酵素活性は、正常なラットにおいてもトータル活性(ホロ+アポ酵素活性)の5%以下であった。一方、B12欠乏ラットではホロ活性はほぼ消失したが、トータル活性の異常な上昇が観察された。ウエスタンブロッティングを行ったところ、このトータル活性の異常な上昇は、本酵素タンパク質の異常な増加によることが確認された。一方、real-time PCR法でmRNAレベルを調べたところ、欠乏ラットでは正常ラットに比べむしろ低下していた。したがって、B12欠乏によるメチルマロニル-CoAムターゼタンパク質の異常な増加は、転写レベルによるものではなく、おそらく翻訳レベルもしくはタンパク質の安定性などの変化に起因するものと考えられる。COS-7細胞を用いて培養細胞系でも検討したが、どうようにB12欠乏によるメチルマロニル-CoAムターゼタンパク質の異常な増加が観察された。 B12欠乏ラットにおける肝臓機能について検討した。その結果、血漿アラニンアミノトランスフェラーゼが異常に上昇しており、肝障害の発症が示された。また、細胞増殖の指標であるproliferating cell nuclear antigen(PCNA)の発現レベルを調べたところ,欠乏ラットでは肝臓の細胞増殖が異常に活性化していることが示唆された。これらの原因についてしらべたところ、肝障害はメチルマロニル-CoAムターゼホロ活性の低下に起因すること、一方細胞増殖の異常な活性化はもう1つのB12酵素であるメチオニン合成酵素が関係していることを見いだした。
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