研究課題/領域番号 |
17580139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林産科学・木質工学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
河合 真吾 静岡大学, 農学部, 助教授 (70192549)
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研究分担者 |
平井 浩文 静岡大学, 農学部, 助教授 (70322138)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | ラッカーゼ / メディエーター / リグニン / アントラセン / 白色腐朽菌 / バイオレメディエーショ / バイオレメディエーション / パルプ漂白 / 酸化分解 |
研究概要 |
17年度は、天然型ラッカーゼメディエーター活性画分検出のための簡便なアッセイ系の確立を中心に検討した。当初は、広葉樹未晒パルプのラッカーゼーメディエーター系での漂白前後による白色度とKappa価を指標として評価したが、酸素導入や、アルカリ抽出を必要とすることから、この方法は簡便法としては不適当であると判断した。そこで、ラッカーゼーメディエーター共存下のみで分解が認められる多環式芳香族化合物であるアントラセンを用いたアッセイ系を検討した。その結果、本法は反応溶液を直接HPLC分析して分解率を算出できる簡便なアッセイ系であることが確認できた。 18年度はこのアッセイ系を用いて、カワラタケ菌体の水抽出物(F)と、ラッカーゼ調製時菌体外培養液の限外ろ液(分画分子量10,000)濃縮物(B)からのメディエーターを検索した。その結果、アントラセンが、これら抽出物の添加により分解され(分解率F:10.3%,B:15.9%)、両フラクションにメディエーター存在の可能性が示唆された。また、界面活性剤Tween80の添加によりアントラセン分解がさらに促進されることを明らかにした(分解率F:67.3%,B:75.5%)。両抽出物はヘキサンおよび酢酸エチルで抽出し活性成分の分画を試みた。各フラクションのアントラセン分解率を測定した結果、ラッカーゼメディエーターであるHBTの分解率97.3%には及ばないものの、F-Hex、F-EtOAcが共に70.0%、B-EtOAcが75.6%の分解率を示した。この結果は、これらフラクション中にメディエーターが存在することを示しているが、抽出物に対する各溶媒可溶部は1%以下と極めて微量であり、これ以上分画・構造決定することが困難であった。
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