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政策評価を活用した自治体農政の改革に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17580197
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 農業経済学
研究機関神戸大学

研究代表者

加古 敏之  神戸大学, 農学研究科, 教授 (00121533)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,940千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード政策評価 / 評価指標 / 農林水産行政 / 地方自治体 / 兵庫県農政環境部 / アウトカム / アウトプット指標 / 事務事業評価 / 参画と協働 / 住民満足度 / 市民参加 / 事務事業評価参画と協働 / 參画と協同 / アウトカム指標 / 目標値設定
研究概要

本研究では政策評価を活用して地方自冶体の農林水産行政の改革について考察することを課題としている。兵庫県農政環境部は、農林水産ビジョンに掲げるめざす姿の実現に向けて、多様な行動主体と目標を共有化し、知恵や力を出しあい、適切な役割分担のもとに、ともに取り組んできた。ビジョンで目指す姿がどれだけ実現できたかを毎年評価し、県民に公表するという方法で、ダイナミック・マネジメント・システムを循環させる取組を7年間にわたり実施してきた。こうした取組は徐々にではあるが成果をあげている。より大きな成果を上げるためには、県民、納税者の視点からアウトカム指標に基づく評価をより一層推進することが必要であろう。事務事業評価は、行政機関に既に存在する事務や事業を取り出し、その効果、効率について「事務・事業」の品質チェックをするという特徴をもっており、「戦略」レベルの見直しからは、まだ距離がある。愛知県東海市では、このような状況の打開策としてベンチマーク方式の政策評価を導入した。しかし、住民のニーズを反映した指標は行政の事業から遠いので、住民のニーズと行政の事業を結びつけるロジックモデルを検討し、その後の政策形成につなげていくことが課題といえる。オレゴン州ティラムク郡は、社会指標型ベンチマーキングを活用して、高い成果をあげている。行政からは独立しているティラムク未来委員会は、地域住民から多くの意見・情報を集めて地域の問題を明らかにし、戦略ビジョンとコミュニティ・アクション・プランを策定した。また、達成度評価の結果を公表してきた。ティラムク郡の取組が高い成果を上げている理由として、困難であってもあきらめずに改革への取組を継続する未来委員会の能力、政策評価の実施に関する多くのノウハウを持つオレゴン大学CPWの協力、自分たちの住む地域をよくしたいという地域住民の強い意思と民主主義を実践する住民の能力、を指摘できる。

報告書

(4件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 食料自給率低下の原因と引き上げの可能性2008

    • 著者名/発表者名
      加古 敏之
    • 雑誌名

      農業と経済 74巻2号

      ページ: 17-28

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 産地形成過程と現段階における課題-篠山市の丹波黒を事例として-2008

    • 著者名/発表者名
      加古敏之・羽田幸代・宇野雄一・中塚雅也
    • 雑誌名

      農林業問題研究 43巻第1号(掲載確定)

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 広域営農組合の現状と課題 - 八幡営農組合の事例分析 -2007

    • 著者名/発表者名
      加古 敏之・初川 信介
    • 雑誌名

      2007年度日本農業経済学会論文集

      ページ: 83-89

    • NAID

      10020014527

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 産地形成過程と現段階における課題-篠山市の丹波黒を事例として-2007

    • 著者名/発表者名
      加古敏之・羽田幸代・宇野雄一・中塚雅也
    • 学会等名
      地域農林経済学会
    • 発表場所
      石川県立大学
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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