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界面導電現象を利用したカドミウム汚染水田土壌の現位置浄化法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17580213
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

福村 一成  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (50312864)

研究分担者 石田 朋靖  宇都宮大学, 農学部, 教授 (00159740)
溝口 勝  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00181917)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード界面動電現象 / カドミウム / イオンの移動度 / 土壌の浄化 / 土壌浄化
研究概要

界面動電現象によるカドミウムの移動(陰極方向)への移動を土壌透水性の低い水田土壌においてもカラム実験から定量的に確認した。また、硝酸イオン、ナトリウムイオンと共に土壌中にある場合でも、硝酸イオン(陽極へ)、ナトリウムイオン(陰極へ)の移動とともにカドミウムイオンが移動することを確認し、土壌浄化への適用可能性を示した。しかしながら移動度の異なるカドミウムイオンとその他イオン種間で移動量の違いを絡む実験結果から明確に説明し示すことは出来なかったので、シミュレーションにおける各イオンの移動パラメータは既存文献から得られた、移動度と土壌試料の計測から算定した流路の屈曲度(tortuosity)から推定した。
界面動電現象の場としての「水田土壌」について、宇都宮大学農学部付属農場の水田土壌を用いて基礎的な物理性、粒度分布を計測してシミュレーションに利用した。当初予定では土壌槽を用いたCd除去実験結果とシミュレーションを比較検討してから、電極配置、消費電力量とカドミウム除去量の関係について明らかにする予定であったが、土壌槽実験結果の信頼性に疑問があったため、シミュレーションによる除去量と消費電力量の比較検討にとどまった。また、カラム実験において、電圧印加時に陰陽各電極で発生する水素および水酸イオンによるカドミウムイオンの移動阻害(水酸イオン)と木酢液による中和の効果を定性的にではあるが、確認することが出来た。
当初目的としていた除去コスト、電極の種類、などの具体的な除去技術確立に必要な事柄については今後の課題となった。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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