研究課題/領域番号 |
17590047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
竹下 啓蔵 崇城大学, 薬学部, 教授 (70175438)
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研究分担者 |
安西 和紀 崇城大学, 放射線医学総合研究所, 研究員 (70128643)
伊古田 暢夫 崇城大学, 放射線医学総合研究所, 研究員 (80159649)
増水 章季 崇城大学, 薬学部, 助教授 (30412737)
岡崎 祥子 崇城大学, 薬学部, 助手 (40435152)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 酸化ストレス / 生体レドックス / ESR / ニトロキシルラジカル / 画像解析 / 酸化的ストレス / 両像解析 |
研究概要 |
1.病態マウスにおけるレドックス解析 アシル保護ヒドロキシルアミンプローブ (1-acetoxy-3-carbamoyl-2,2,5,5-tetramethylpyrrolidine: ACP)は生体内で速やかに加水分解され、ヒドロキシルアミンCPHを生じる。ここではCPHが生体内のレドックスに応じて酸化体CPになりESRシグナル強度に変化をもたらすことを期待する。ESRシグナルの分布はESR画像解析装置で求めた。健常マウスではACPを腹腔内、あるいは静脈内投与したところ、上腹部でESRシグナルが検出され、それは徐々に減少した。X線を全身照射した放射線障害マウスおよびリポポリサッカライド処理で作成した敗血症モデルマウスでは、シグナルの減少が遅くなった。これら障害モデルマウスの肝のCPとCPHの総量は健常マウスと変わらなかったことからESRシグナル強度は生体内レドックスを反映することが示される。アンギオテンシンIIで作成した高血圧マウスでもシグナルの減少が遅くなり、生体レドックスが酸化状態に傾いていることが示唆された。 II.プローブの改良 生体内で非特異的に起こる酵素的還元を回避するために、ニトロキシル基に隣接してスピロシクロヘキシル基を導入した水溶性プローブを作成した。このプローブは肝ホモジネート中で既存のプローブより消失速度が遅かった。それに対し、アスコルビン酸や活性酸素(ヒドロキシルラジカルおよびスーパーオキシドラジカル)との反応選択性は既存のプローブと同様であった。
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